3月28日(金)

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 寝つけないのはいつものことなので、昨夜はNHKが深夜に再放送していた「沸騰都市」の「ダッカ」を見ていた。本放送の時、第3回放送分の「ダッカ “奇跡”を呼ぶ融資」は見逃していた。NGO“BRAC”銀行による「マイクロクレジット」という貧困層向けの無担保融資が街を活性化させていく。先進国は発展途上国に対する「援助」に熱心だが、本当に必要なのは強い希望だった。本当に貧しい暮らしをする人たちなのに、返済率は99.5パーセントであったように記憶している。融資を受けた人々は、それを元手に自らの威信にかけて商売に励む。そして「幸せだ」と答える。明治維新や第2次世界大戦後の日本も希望が満ちあふれていたのかも知れない。来月、世界金融不安の渦中にある「沸騰都市のその後」のシリーズが始まる。
 ようやく朝6時就寝、8時半起床。もともと痩せているが、今日のとむりんせんせいは天使くらいの軽さになっていて、今にも飛べそうな感じでなかなかいい。
 レッスンは午前中だけだったので、来週のレッスンの準備と楽譜書き。疲れたら時計サイトを眺める。時計職人は芸術家。好きな時計師はヴィンセント・カラブレーゼ。曲が売れるようになったら、いつかは「オラス」(カラブレーゼの作品のひとつ)と思っていたが、今はカラブレーゼのブランドそのものがなくなってしまい、在庫も完売。所有者が手放す時にしか手に入らなくなってしまった。作曲と機械時計製作は似ている。天才の作品は、どうやって作ったのか分からない。
 明日はムジカ・ドゥーエ作戦会議。体力をたくわえておかないと危ない。