2008-11-01から1ヶ月間の記事一覧

11月30日(日)

9588 麻生総理の発言が“失言”や“言い間違い”として報道されているが、実際には彼の認識をそのまま表した発言としか思えないものも少なくない。 タクシーが1日7万円くらいの売り上げがあると思っていること、カップラーメンは400円くらいすると考えていること…

11月29日

9477 日本にはたくさんの作曲家がいる。クラシックからの伝統を受け継ぐ(?)現代音楽の作曲家に限れば数はかなり減るが、それでも少ない数ではない。ここでいう「多い」「少ない」は、人の“平時記憶”つまり、テストや仕事上の必要性などのために特別に記憶…

IMF日本再建プログラム

9382 今日は趣をかえて、経済問題。 日本の赤字国債の発行額は極めて深刻で、作曲工房の定期便の右下に借金時計がリンクしてあるとおり、とても我が家の財政状況では借金返済に寄与できるとは思えない水準に達している。 日本の国債の評価(信用度)は、先進…

東邦音大ウィンドオーケストラ第148回定期研究発表演奏会

9345 昨夜、かなりバテたので今日は動けないかと思ったものの、目覚めたら少し元気になっていたことと、かかりつけの医者で昇圧剤(今日も血圧が低かった)をもらったので2日続けて外出となった。作曲工房となり組のユリちゃんとヒカリちゃんも一緒。 今日出…

11月26日 アンサンブル・フラッシュ15thコンサート

9286 フラッシュの15thコンサートが無事終了した。フラッシュの皆さんはもちろんのこと、おいでいただいた皆さんに心より感謝します。 コンサート終了後の打ち上げで回収されたアンケート用紙を読ませていただいた。よかった曲を訊ねる項目では「9人のフル…

11月25日(火)

9217 早くもアンサンブル・フラッシュの15th Concertが明日となった。 今日、スコアの最終確認をしていたところ、1999年の組曲の第5曲「Gigue」に不可視化されたナチュラルを発見した。PC上で演奏再生すると正しく表現されるので気づかなかった。すぐにフラ…

11月24日 コメント(11/15)へのレスポンス

9009 11月15日の日記にコメントがあったことに今朝気づいた。迂闊。 AWさん(お名前のイニシャルでしょうか、それとも深読みすると“早期警戒”という意味ですか?)、ねこ5号さん、無視したわけではありません。コメントなどあるはずがないと思い込んでいたの…

11月23日(日)

8939 夕方から“風太郎”と娘の“たろ”、カミさんの4人で義母のところに行った。往路の車中でFM番組の「現代の音楽」を聴いていたのだが、私自身もそれほど積極的に聴いていたわけではなく、とにかく家族の評判が悪いので、徳永英明の「ヴォーカリスト」のCDに…

11月22日(土)ショパン「ピアノソナタ第1番ハ短調」

8909 昨日は、レッスンが一日続いたこととアイディアがあったことが重なって、日記を書く余裕がなかった。書こうと思ったアイディアもあったのだが、今朝、目覚めたら全て忘れていた。というわけで、前から不思議に思っているショパンの「ピアノソナタ第1番…

11月21日(金)

8802 1997年に山一証券が自主廃業した時も驚いたが、日本最大の企業でもあるトヨタを始めとする自動車各社が経営不振に陥るとは、ほんの数年前でさえ予想した人は多くなかったのではないか。もちろん、経済分野などの専門家の中には、現在の金融不安を予想し…

11月20日(木)ランボー「酔いどれ船」

8724 アルチュール・ランボー 作、ブルース・ゴフ 絵、杉元秀太郎 訳による絵本化された「酔いどれ船」(京都書院、3800円)を図書館から借りて読んだ。 よく分からないので何度も読み返した。あまりに難解なのでネットで他の訳を探した。全訳は見つからなか…

11月19日(水) 心の欲する所に従って、矩を踰えず。

8599子曰、 吾十有五而志于学、 三十而立、 四十而不惑、 五十而知天命、 六十而耳順、 七十而従心所欲、不踰矩。読み下し文子曰く、 吾れ十有五にして学に志ざす。 三十にして立つ。 四十にして惑わず。 五十にして天命を知る。 六十にして耳従う。 七十に…

11月18日(火)

8509 山口仲美著「新・にほんご紀行」(2008年)、同「若者言葉に耳をすませば」(2007年)の2冊を読書中。 「日本語が乱れている」と主張する人に詳しく話を聞いたことがないが、もし、本当に日本語が乱れているとしたら、それは言語の論理が破綻してきたこ…

11月17日(月)

8317 ピアノのG4キーを弾くとピアノ内部の何かと共振した。それで2週間ほどまえに一度、基本ピッチを微妙に下げて調律しなおしたのだが、再び共振しはじめたので、土日にかけえて再調律。平均律の割り付けもユニゾン合わせもスイスイと進んで、こういう時は…

11月16日(日)フロン

8244 今日は面白いことだらけだったので書き始めたら止まりそうにないのだが、一番大きな出来事をひとつだけ。またまた岡田斗司夫氏で恐縮だが「フロン」(2001年)を読了したこと。 フロンとは温室効果ガスとして生産・使用が制限された「フレオンガス」で…

11月15日(土)

8032 昨深夜、ダイニングテーブルに娘の“たろ”がカミさん宛てに書いた置き手紙が置いてあった。我が家では、それぞれの生活時間が異なるために、一緒に住んでいても会えないことがあるのだ。 「お母さま、おはよう」で始まるそれは、まるで「ミッションイン…

11月14日(金)

7962 今日は、故・土肥泰(どい・ゆたか)先生の没後10年忌。 先生が「墓前参りよりも思い出してもらうことのほうが価値がある」というようなことをポロっと仰ったことが今は身体で分かる。アメリカ先住民の言葉に「人は2度死ぬ。一度目は肉体の死、2度目は…

11月13日(木)作曲工房ミニマムエミッション化計画

7870 作曲工房の太陽光発電設備(定格出力4.5kw/h)は、工房全館を365日24時間連続空調(換気と冷暖房を同時に行う“気調システム”)のパワープラントとして設置したものである。だから、環境に大きな二酸化炭素負荷をかけずに快適な住空間を実現するという目…

11月12日(水)今日の「オレオレ詐欺」

7802 隣家に娘さん(成人)を騙(かた)る「オレオレ詐欺」の電話がかかってきた。もちろん、オレオレ詐欺の存在ついてはニュースなとで良く知っているご夫婦が受けた。ところが、2人とも「かかってきた電話が全くオレオレ詐欺であるとは疑わなかった」とお…

11月11日(火)音楽を聴くということ

7723 音大を出たからといって音楽に詳しいわけではない。音大卒業生には、しばしばレッスンで扱われた曲以外はほとんど知らないという人がいる。しかし、たくさんの曲を知っていればいいわけでもない。オタク的クラシックファンは実にたくさんの曲を知ってい…

11月10日(月)

7615 高騰していたガソリン価格がかなり安くなってきた。円高の傾向もあるだろうが「今後、ガソリン価格が安くなることない」とニュースでコメントしていた識者が語っていた予測(実は思い込み)が事実とは異なっていたのかも知れない。「知れない」と書いた…

小室哲哉関連楽曲の放送自粛

7551 小室哲哉関連楽曲の放送を自粛する動きが放送界にある。2つの点において問題を整理する。 第1は、著作権者が誰にあるかという問題である。既に小室哲哉氏が著作権を手放しているのなら、放送自粛は著作権者に及ぶのであって、小室氏には直接及ばない(…

千賀子先生の発表会

7486 今日は、高崎市総合福祉センターたまごホールで行われた、5つのピアノ&エレクトーン教室の合同発表会にお邪魔した。 いつもながら、ピアノ・レッスンの現状を憂いてしまう。もちろん、千賀子先生のお弟子さんたちの演奏は私の成績表そのもの。及第点と…

日本美術のことば案内

7394 片身替わり(かたみ がわり)、留守文様(るす もんよう)、野毛・砂子(のげ・すなご)、截金(きりかね)、肥痩線(ひそうせん)、衣文(えもん)、皴法(しゅんぽう)、異時同図(いじどうず)、葦手絵(あしでえ)・・・・。 これらの言葉の意味を…

11月6日(木)管弦楽法

7317 今、レッスンでオーケストレーションの勉強をしている方が2人。 オーケストレーションは作曲の勉強の頂点に位置するものだろう。オーケストレーションにおいて最も重要なことは「クリアリティ」である。その実現のために作曲者が操作できる主な項目は「…

2008年11月5日(水)アメリカ大統領選挙

7215 ピアニストのミハイル・プレトニョフがピアノを弾かなくなった理由に「それはいいピアノがないから」と答えている(11月4日讀売新聞夕刊)。手作業による製造技術が第2次世界大戦後失われたため、グランドピアノの音が悪くなったのだと言う。と、記事は…

11月4日(火)

7082 どのメディアでも「小室哲哉氏逮捕へ」というニュースで持ちきりである。 高額所得者となった小室氏に必要だったのは彼のいいなりになる伴侶ではなくて、彼を守り、戒める真の友人、あるいは師だった。小室氏の周囲には、彼にお金を使わせようとする取…

11月3日(月)

7041 カミさんと娘が芸大美術館に出かけたので、長男と2人でもろもろの家事を済ませて休日の始まり。 ウラノメトリアの作業と並行して、休憩時には詩人の川崎洋さんの「教科書の詩をよみかえす」を読み、音楽コラムを書いて、ようやく訪れたインスピレーショ…

11月2日(日)

6938 今日はレッスンが1コマだけ。ウラノメトリアに新たな校正すべき点を見つけた後、読書。 2日前に紹介した佐々木瑞枝さんの著書で「女の日本語 男の日本語」。言語はその国の文化を背景としたものであり、日常会話さえ真の通訳は困難ではないかと感じるよ…

11月1日(土)木枯らし1号吹く

6864 ニュースで「木枯らし1号が吹いた」と言っていたので、さっそく定義を調べてみた。ウィキペディアより引用木枯らし(こがらし)とは日本の太平洋側地域において晩秋から初冬の間に吹く風速8m/s以上の北寄り(北から西北西)の風のことで、冬型の気圧配…