11月16日(日)フロン

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 今日は面白いことだらけだったので書き始めたら止まりそうにないのだが、一番大きな出来事をひとつだけ。またまた岡田斗司夫氏で恐縮だが「フロン」(2001年)を読了したこと。
 フロンとは温室効果ガスとして生産・使用が制限された「フレオンガス」ではなく、「夫論」「婦論」「父論」の3つの意を表している。実用書であり、社会学的考察であり、哲学書とも言える。これを真っ先に読むべきなのは政治家だと思うが、我々一般庶民も目からウロコが落ちることは確実。
 幻想と現実との狭間で自分自身を見失っている現代人について、これほど的確に記述した本書が2001年に書かれたことも驚きである。
 内容についてはなるべく触れないようにする。先入観なく読んだほうがよいだろうからだが、岡田氏が本文中で薦めている2冊を紹介しておく。

斉藤 学著「“家族”はこわい」
森永卓郎著「“非婚”のすすめ」

 私たち、特に世の男たちは勘違いの人生を歩んでいるのかも知れない。本書は、男性には社会における本当の姿を、女性には「男たちの無自覚」を詳細に伝えてくれることだろう。