2008-10-01から1ヶ月間の記事一覧

10月31日(金)

6770 いきなり余計な話だが、6770kmはアマゾン川の最も長い源流から河口までの距離であったかも知れない。 曲名の重要性に気づいて、ウラノメトリアの各曲のタイトルを考えていた数週間前、何冊(何十冊?)もの詩集、画集、言葉の本のページをめくった。初…

10月30日(木)「明日の神話」

6642 吉村絵美留著「岡本太郎“明日の神話”修復960日の記録」を読んだ。 「修復家だけが知る絵画の真実」を読んで感銘を受けたので、今日、病院の待ち時間で読み切ってしまった。岡本太郎の絵であるかどうかは直接関係ないかも知れない。30mにおよぶ壁画修復…

10月29日(水)「世界征服は可能か?」

6556 岡田斗司夫著「世界征服は可能か?」(ちくまプリマー新書061)を読んだ。 扱っている題材が「仮面ライダー」であったり「北斗の拳」「ガンダム」であったりするので勘違いしやすいが、これは極めて真面目な書物である。経済学、社会学、政治学、哲学、…

10月28日(火)

6476 ニュースは株価の動きばかり伝えている。過去の株価の動きと、その時のニュースを検索してみると、10年前でも5年前でも去年でも、それらは極めて短時日における相対価格を問題にしていることが分かってきた。まさに一喜一憂の世界だ。 単なる資金の移…

10月27日(月)

6394 日曜日のN響アワーのテーマは「アメリカのバルトーク」だった。反骨の作曲家バルトークは、画家の高島野十郎と重なる。昨日の讀売新聞の書評欄に川崎浹(かわさき・とおる)著の「高島野十郎評伝」が紹介されていたので、なおさらそれを強く感じた。著…

10月26日 ヴィルヘルム・ハンマースホイ展

6267 午前中、フェルメール展を見るためにカミさんと上野に出かけたのだが、上野駅構内にすでに「フェルメール展入場制限30分待ち」という案内があった。すぐにカミさんの提案で、彼女はまだ見ていない「大琳派展」に、私は「ハンマースホイ展」と別行動をと…

10月25日

6171 ウラノメトリアの作業とともに、2001年に書いた「Suite for Bass flute,Euphonium and Pano」という室内楽の改訂版を並行して進めている。もともと、音量差の大きな楽器によるアンサンブルに無理があったので、とても好きなアイディア(インスピレーシ…

10月24日

6054 一仕事終えたので休憩。 昨日のつづきで、父親から資料調査の依頼。調べるのは山脇東洋、青木昆陽、吉雄耕牛、平賀源内、長久保赤水、桂川甫周、司馬江漢、山村才助、吉雄権之助、新宮涼庭、坪井信道、伊藤圭介、高野長英、伊東玄朴、川本幸民、上野彦…

10月23日

5986 午前中は父親に頼まれて図書館に。資料探しということだったが、画像はネット上で探すほうが速いので書籍を返却した後、帰宅。午前中は資料探しに終始した。何度も書いてきたが、私の父親は間もなく90歳を迎えるが、話す内容は理路整然としており淀みな…

10月22日 リトルフを聴いて

5855 イギリス生まれでフランスで活躍した作曲家、アンリ・シャルル・リトルフという未知の作曲家の「交響的協奏曲第4番 ニ短調 作品102」から 第2楽章「スケルツォ」をFM番組で聴いた。これはピアノ協奏曲だが、リトルフは交響的協奏曲と呼んだということ…

10月21日(火)

5794 小学生のころにヘイエルダール(当時はハイエルダールとなっていた)の「コンティキ号漂流記」(当時の書名ではコンチキ号となっていた)を読んで以来、しばらくの間(今でもだろうか)海と船、極地探検などに興味を持った。大人になったらバルサのイカ…

10月20日(月)

5691 作曲工房音楽コラムよりも、ずっと冷静な判断で語るのが森永卓郎氏の経済コラムだ。 今日の日経BPネットの森永氏のコラムも私たちの判断の基準を育てるために役立つものだろう。http://www.nikkeibp.co.jp/sj/2/column/o/156/ いま、政治家に欠落してい…

10月19日(日)

5592 昨夜、3Fトイレの水が出なくなったと風太郎が報告してきた。以前(5〜6年前か?)にも電動揚水ポンプが故障したことがあったが、その時、修理に来たサービスマンの作業を覚えていたので、夜が明けて明るくなってから見てみようと思った。 朝、ポンプ修…

義母80歳の誕生日

5472 新車の販売台数が大きく落ち込んでいるというニュースがあった。アメリカではトヨタもニッサンも前年9月期を3割以上も割り込んでいる。そもそも使えるクルマを買い替えるから中古車市場が成り立つわけで、誰もが廃車までクルマを乗っていたのなら起きに…

修復家だけが知る名画の真実

5354 午前中、父を病院まで送るように頼まれ、私も気になることがあったので同行。待合室で「修復家だけが知る名画の真実」を読了。名著。楽譜の校訂にも通ずるところがあり、レスナーは必読。 吉村絵美留(よしむら・えみいる;本名)著、青春出版社2004年1…

イメージチェンジ

5292 今日からイメージチェンジ。 ウラノメトリア編集会議では新しい編集手順を設定。作業が進むことだろう。 昨夜のNHKスペシャル「北極大変動第2集」は、地球の未来が暗く思えて仕方がなかった。持続可能な地球を実現するためにも、全ての人類が共通の認識…

10月15日(水)

5173 朝から気持ちよく晴れている。 頭の渦状銀河状態、いわゆる“ウニ”状態から脱しつつあることを感じる。朝から思考がクリア。間もなく90歳を迎える父から、山上憶良(やまのうえの・おくら)平田篤胤(ひらた・あつたね)、土井晩翠(どい・ばんすい)、…

10月14日(火)

5108 午前はSさんのレッスン。この人の勤勉さには頭が下がる。光るような才能を感じるというようなことはないものの、才能云々よりも志の典型例かも知れない。「量は質に転化する」は、実際にあり得ることだろう。レッスンを重ねるごとに少しずつでも向上し…

10月13日(月)体育の日

4974 朝から放送大学の講義にハマる。8時15分からの「大学院:表象文化研究(’06)第2回」も、私自身がディドロの世界観である「宇宙の連鎖」に共鳴する立場なので興味深かったが、9時からの「大学院:発達心理学特論(’07)第2回」は、知らない分野であったので食…

10月12日(日)

4858 午前中は“きくえ”ちゃん。大学に合格し、ホッとしたのも束の間、大学から出された大量の読諸課題と高校の定期テストに追われている。 午後は横浜の“あき”さん。古典ソナタ形式を読み解くためのレッスン。ソナチネアルバム第1巻から第1番、第2番、第10番…

10月11日(土)カワイ表参道

4738 昨夜は就寝が未明04時30分頃になってしまった。実を言うと、私は眠れないのではなくて眠りたくないのだ。睡魔が訪れようとなんだろうと眠ることに抵抗してしまう。昨夜は午前2時頃まで録画しておいたテレビ番組を観て、それから再びPCを起動して音楽コ…

10月10日(金)旧・体育の日

4664 金融不安が続いているが、大和(やまと)生命が破綻した。いろいろ調べてみると、金融不安だけが原因ではなく経営上の問題もあった、と指摘するサイトも見かけた。しかし、他の生保も破綻する可能性は否定できない。 株価の値下がりも予想を超えるペー…

大琳派展

4570 午前中、東京国立博物館で今月7日から始まった大琳派展に。 詳細は以下のサイトで。 http://www.rinpa2008.jp/ 行ってみると、国宝・重文がずらり。まさに圧倒されるとはこのことである。海外の美術館から借り出したものもあり、空前絶後の規模と内容の…

10月8日(水)

4496 午前中は発表会を来月に控えたチカコ先生のレッスン。ここに書いて役に立ちそうな内容だけ。 演奏時の姿勢の悪い生徒への指導をどうするか。通常の指導法なら“良い姿勢”などという謎のポーズの写真を載せて、それを手本に姿勢を直すというようなことを…

10月7日(火)

4386 この2週間ほど、楽譜の修正作業などは行なっても、作曲しようなどとは全く思わなくなってしまった。今は、言葉の海を泳ぐことが最優先という気がする。曲のタイトルを考え始めた当初は“気の利いた”洒落たものにしようとアイディアを練っていたに違いな…

10月6日 月曜日

4316 長男の風太郎が、森博嗣という作家が書いたという次のような文を持ってきた。住まいは田舎がいい、森と日溜まりでひと寝入り、飛ぶ鳥、稲と日照り、まだ独りもいいが、家内はいます。 ひらがなで書くと回文であることがわかる。すまいはいなかがいいも…

10月5日日曜日

4169 昨夜、というか今日未明は「用字便覧」にある、数万語を読みふけった。用字便覧だから意味など記してはない。果てしない言葉の羅列。言葉はイメージであり、それを音にするたびに頭にイメージが浮かぶ。そのほとんどが知っている言葉ばかりだ。何時間も…

100選集の面白さ

4059 最初にレッスンにやってきた“ひかり“ちゃん(小6)が、昨日の校外学習で富士重工のアセンブル工場を見学してきた話をしてくれた。彼女の話を聞くと、クルマが組み立てられる工程以外は知らないようだった。それで、クルマを作るためには鉄鋼などの基幹…

加山又造 白い画布

3897 午前中はレッスンがなかったので、日本画家 加山又造が1992年、65歳の時に書いた自伝を読んだ。 彼を知ったのは「黒い薔薇の裸婦」(1976)によってだから、もうずいぶん昔のことになる。 常々、世の中は知らないことばかりと思っているのだが、加山又…

青空

3734 青空だからどうということはないのだが、今さらながら気持ちがよい。 午前中は発表会を終えたばかりの北井先生のレッスン。彼女は、私にモーツァルト・ピアノソナタ集のバルトーク校訂版を紹介してくれたくらいの人だから、校訂版のなんたるかを心得て…