青空

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 青空だからどうということはないのだが、今さらながら気持ちがよい。
 午前中は発表会を終えたばかりの北井先生のレッスン。彼女は、私にモーツァルトピアノソナタ集のバルトーク校訂版を紹介してくれたくらいの人だから、校訂版のなんたるかを心得ている。当を得ない校訂版が及ぼす悪影響についてももちろん熟知している。楽曲について勉強したいと思っている人にとって校訂版は“頼みの綱”だから、そこに記されたことから学ぼうとは思っても、誤りを指摘するのは難しいものだ。いずれ、作曲工房一門による全てのピアノ教育用校訂版を用意したいものだ。「バイエル」「ツェルニー100・30・40番」「ピアノのアルファベット・ラジリテ・40番への準備練習」「ブルクミュラー」「ソナチネアルバム」「ソナタアルバム」あたりだろうか。現在「バイエル」が進行中だが、何人ものレスナーの力も借りないと全てを終えるのは難しいだろう。
 昨日は、なつみちゃん(高2)と、昔弾いたツェルニー30番を弾き直した。彼女は改めてツェルニーの美しさに目覚め、もう一度レッスンすることに。「ショパンよりきれい〜!」 おそらく、私のツェルニーも向上しているのだろう。

23時追記

 夕方、フルーティストの中島恵さんからアンサンブル・フラッシュの第15回演奏会のチラシが届いた。

  • 前段略-

“フルートアンサンブル美術館”として 一曲一曲大切に表現してきた作品の中から
選りすぐりの楽曲を取り揃えた『vol.15』
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げます。

 という文章の次にプログラムが記されている。

モーツァルト/セレナーデ第13番「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」k.525(編曲:野村茎一
O.レスピーギ/リュートのための古風な舞曲とアリア 第3組曲
野村茎一/8人のフルーティストのためのコンチェルトグロッソ(2005)
野村茎一/9人のフルーティストのための組曲(1999)

 なんと嬉しい知らせだろう。今年最大のサプライズ。
 さっそくホームページのお知らせ掲示板に案内を出さなければ。11月26日(水)午後7時開演。西武池袋線 大泉学園駅前、ゆめりあホール。2000円。