10月27日(月)

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 日曜日のN響アワーのテーマは「アメリカのバルトーク」だった。反骨の作曲家バルトークは、画家の高島野十郎と重なる。昨日の讀売新聞の書評欄に川崎浹(かわさき・とおる)著の「高島野十郎評伝」が紹介されていたので、なおさらそれを強く感じた。著者は、生前の高島野十郎を知る貴重な人物だけにぜひとも読んでみたいが2400円。図書館にリクエストしておけば、いつか手に取ることもできるだろう。
 詳細は省くが、2人の作曲家の反骨精神は私に強く強く響く。音楽界とも画壇とも一定の距離を置いて、他人の評価など全く気にせず、自らの道を突き進んだ彼らが何とまぶしいことだろう。