7月6日(月)

28750

 今日、レッスンに新たなピアノレスナーの方が加わった。いわゆる“ドレドレ感”のクオリアを得た人が、世界に、また一人増える(or た?)ことになる。
 ところがそれらのクオリアを得た人たちがネット上でドレドレ感について書いた文章を、バイエルマニア以外では、ほとんど読んだ事がない。ひょっとしたら、今までそのクオリアを知らなかったのは自分だけで、ほかの人たちは知っていたのだと考えているのかも。誰もがドレドレ感を習得できるわけではないけれど、作曲工房関係者以外でドレドレ感を持った人と出会う機会の少なさから考えても、他の人はみな知っていたということはなさそうだ。
 どなたか、初めて“ドレドレ感”が聴こえた時の体験を書いてくださらないだろうか。バイエルやツェルニー、ブルクミュラーが実は信じられないくらい美しいことに気づいた瞬間のことを。
 それで今、思い当たったことがある。ピアノの整音が大切な要素だった。森田ピアノ工房による整音がなければ、私自身、皆さんにお伝えしにくかったことだろう。今月、何人かの作曲工房関係者の方のピアノが整音される。なんともワクワクするではないか。
 そうだ、今日こそ早く寝ると決めていたのだった。寝るぞ、寝る。