1月2日(土)

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 今日の午前中、娘の “たろ” が受験仲間と話題の3D映画「アバター」を観てきて「フツー、すごくフツー」と言った。それで、夜になってからカミさんと次男坊の“海”と3人でマイケル・ジャクソンの「This is it!」を観に行った。今度は興奮して帰ってきて、しばらくマイケル談義。

たろ「マイケルはね、ホント意識高いよ。ハンパじゃないからね」
カミさん「一緒に踊っている人たちは、多分マイケルの子どもであってもおかしくないくらいの歳だとおもうのよ。でも、マイケルは誰にも負けてないの。あの子たち、本気でマイケルのこと尊敬してるわよ」

 それから小1時間、今度は古今東西の画家たちが彼女らの俎上にのぼり、その中の数人はメッタ斬りされていた。聞いていて実に痛快。お笑い芸人のネタよりも笑えるところもあってついつい付きあってしまった。

 留守番をしていた私は、たまたまつけたテレビでロシアのゴルバチョフ元大統領が出演しているのを見つけた。「核戦争に勝者はいない」という視点から政治的戦略として核武装は意味がないという見解を示したのを聞いて、情緒に訴えるだけの核反対とは違って説得力があり、大人物であると感じた。
 そういえば大晦日の深夜に「ベクシル」というフルCGアニメを観て、その映像技術に驚嘆したのだが、今日は真逆の映画を観た。「しゃべれども、しゃべれども」(2007年公開。佐藤多佳子原作、平山秀幸監督)という噺家を目指す若者の物語。主演はトキオの国分太一。秀作。これを観ていなかったら、おそらく「This is it!」を観に行っていただろう。

 上記以外の時間は楽譜に向かっていた。明日はウラノメトリアの表紙の打ち合わせ。アルファのブルー、ガンマのピンクがとてもいい感じなので、ベータのグリーンも誰も見たことがないようなカラーに仕上がれば素晴らしい。デルタは古くなったリンシード・オイルやワニス(バニッシュ)のような茶系の黄色はどうだろうか。