10月17日(日)トルストイのワルツ

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 今日は「荒井千裕&三枝隆ジョイント・コンサート」だというのに、部屋にこもってレクチャー原稿を書かなければならなかった。
 インスピレーションがやってきたのは10月29日のピアノレスナー向け講座の原稿(差し迫った22日の原稿はどうするんだ)。作曲している時にもしばしば起こるのだけれど、脳が発熱するような感覚を文字原稿を書いていて体験。作曲以外では初めて(ビョーキでなければよいが)。インスピレーションがやってきて超集中状態になった時の現象。オーバーヒートしないうちに一時作業を中断して、クールダウンするために近所の大型ショッピングセンターまで玉子を買いに行った。ついでに安い歩数計を買って消費カロリーを測りながら帰宅。帰路2000歩で消費した脂肪はわずか1.6gだった。明日からの毎日の目標は、とりあえず8000歩としよう。
 帰宅後、原稿は8割がた仕上がった。
 
 イタリアで16日に開かれた「アルトゥーロ・トスカニーニ国際指揮者コンクール」の決勝で三ツ橋敬子さん(30)が準優勝したというニュースがあった。優勝はアゼルバイジャンのアイユブ・グリエフ(26)という人。将来、世界的な活躍を見せてくれるかも知れない。

 実は私は隠れサユリストなので、ラジオの「今晩は、吉永さゆりです」を欠かさず聞いている(うそ。たまたま聞いただけ)。今夜はロシアの文豪トルストイの作曲したワルツが紹介された。特に独創的とは言えないものの、充分にこなれた美しい音楽だった。作曲を志す人は美術における石膏デッサンのような基礎力を育てるべきだろう。トルストイは充分その訓練を積んでいる。

Youtubeのリンク
TOLSTOY - WALTZ IN F MAJOR.wmv