12月19日(日)

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 ヨーロッパを寒波が襲い、各地で交通麻痺が起きているというニュースがあった。
 地球は温暖化しているという多数派の意見のほかに、寒冷化に向かっているという少数意見もある(二酸化炭素などの温室効果ガスは間違いなく気温上昇の要因のひとつ)。天動説の時には多数派が事実誤認をしていたが、今回はどちらなのだろうか。
 地球の歴史を地質年代という長い期間で見ると二酸化炭素濃度も平均気温も周期的に変化しており、そう簡単に結論が出るとも思えなくなってきた。
 ところで、省エネ、あるいは省エネルギーが叫ばれて久しいが、家電品の消費電力が減り、クルマの燃費が良くなっても不要不急のエネルギー消費が減らなければ大きな効果は得られないのではないだろうか。
 現代は不要物で溢れている、と、最近家中の不要物を探し出しては処分してみて思った。ひとりの人間が生きるために必要な物は、実はそれほど多くない。
 人々が消費しなければ経済が回らないというのも本当だろうか。水源の確保と食料の生産、そして医療と福祉を産業の中心に据えても社会は成り立つのではないだろうか。もし人々が森や木々などの自然に囲まれて暮らすと文明は衰退するだろうか。そんなことはあり得ない。人類を衰退させるのはそのような要因ではないはずだ。

 今日は午前中のレッスン以外は時間を自由に使える貴重な一日だったが、昨日のインスピレーションを膨らませるには至らなかった。いつでも、良いインスピレーションはクリエイターの成長を待つほかないものだ。