1月11日(火)

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 寒い朝が続いている。玄関ポーチから3階レッスン室までの照明12灯を毎月2個ずつ交換して、今年ようやく全て電球型LEDとなった。ところが、それが災いして屋内が冷え冷えとしてしまった。白熱電球だった時には、12灯で合計720Wの発熱があったわけだから、ちょうどアングレイヤー1台分に相当する。夏は多少涼しくなることだろう。
 昼にモリアキ翁が腹具合が悪いと訴えたので、話し合って激甘ゆず紅茶を用意して一食抜くことにした。夕食にはスープとトーストを用意したが、念のため明日の午後に定期通院の予定を前倒ししてホームドクターを訪ねることに決めた。高齢者にとって食事は健康の礎だ。

 フルートカルテットの仕事も一段落してウラノメトリア再開と思ったが、古い楽譜のアップデートをすることになって、それにハマっている。古い楽譜を記譜した時の私の力は現在よりも明らかに低く、直すべき点が少なくない。今まで気づかずにいた誤りもあり、収穫も多い。
 ウラノメトリアの仕事としては第2巻こどもアルファと4アルファに「鍵盤ネイティヴとしての読譜(仮題)」という項目を入れようとアイディアを温めている。楽譜を読みながらピアノを弾くには、楽譜をドレミではなく鍵盤と関連付けるほうがずっと易しく、かつ速い。第一、ドレミ読みをしていると「どのオクターブのドレミであるか」という問題や臨時記号の判断ラグタイムが入ってくる。初見演奏の能力の高さで知られるリストなどは、確実に鍵盤ネイティヴであったに違いない。
 
 新聞の発行部数が現象の一途をたどっているというニュースがあった。新聞に対する信頼が揺らいだというよりは、ネットでニュースを読めるようになったこと、そして何より経済的な問題が大きな理由だろう。
 いくらネットでニュースが読めても、そのニュース記事を書いているのは大部分が通信社と新聞者の記者であるはずだ。だから新聞社の経営がたちゆかなくなるのは困るが、それを避けるためには、ネット社会における新聞社のあり方も変わってくるかも知れない。