4月19日(火)

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 ウラノメトリアの収録曲が最終的に何曲になるのかは推測の域を出ないけれど、もっとも危惧されるのは曲名のアイディアが尽きることだろう。
 舞台裏はあまり明かしたくないが、曲名候補を集めてはエクセルで管理している。世界中の詩人たちの詩集はもちろん、画集、各種辞典・事典などから集めてきては分類して収集。今日はNHKのラジオテキスト「漢詩を読む」をサーベイした。
 このようなことをやってみて分かることは、絵や小説などのタイトルよりも音楽のタイトルのほうが使える範囲が “狭い” のではないかということだ。その代わりイメージあふれるタイトルは、どんな解説よりも曲の理解を助けてくれる。
 逆にピアノソナタなどのように「第何番」という標識しかないものは、妙なイメージがまとわりつかなくてよい。絶対音楽にタイトルはいらない。ウラノメトリアの収録曲も、その多くが絶対音楽なのだけれど「ウラノメトリア第177番は・・・」と言っても、すぐにその曲を思い出すことは難しいに違いない。しかし「誰もいない森で」と言えば思い出しやすいことだろう(「誰もいない森で」が第何番になるのかは決まっていない)。それが曲名を付している、もうひとつの理由。
 ところで、曲名候補はウラノメトリアの編集を手伝ってくださっている人たち、レッスンに通ってくださっている人たちなど多くの方々によって提案されたものも少なからずあるので、曲名は共同作業と言ったほうが正確。


 ヨーロッパで活動している低線量放射線キャンペーン(LLRC)の勧告に関するブログ記事をリンク。IAEAの勧告値よりも信頼度が高そう。

LLRCの勧告