4月25日(月)三浦京子ピアノリサイタル

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 今日の昼頃、晴天からわずか10分ほどで激しい雨となった。道行く人々の大半が傘など持っておらず、びしょ濡れになってしまったことだろう。今日はたまたまクルマで外出したために濡れずに済んだ。
 夜は三浦京子さんのピアノリサイタルに出かけた。
 錦糸町駅近くの「すみだトリフォニー」の小ホール。実は小ホールは初めてだ。252席。こじんまりしたきれいなホール。客席は4割程度の入り。
 最初のプログラムのモーツァルト「幻想曲 ニ短調」でいきなり彼女が “巨匠” の風格を持つ演奏家になっていたことに気づかされた。演奏には一切の迷いも小細工もなく、あるがままに音楽が進んでいく。フォルテは本当にフォルテで、ピアニッシモは本当にピアニッシモだった。シューベルトのA Durのソナタは天真爛漫、シューベルトもきっとこのように弾いたのだろうと納得するような演奏だった。ショパンの遺作のノクターンは名人の小噺という印象のこなれた演奏。そして圧巻はショパンスケルツォ第1番。非常に緻密な演奏なのに、時として奔放で大胆、こんなフォルテが弾けるのかと思わせる力強さ。ほんの2年くらいの間にスケールアップしてしまった。
 と、ここで私の体調が最悪に。土曜日もそうだったのだけれど、昨夜も3時就寝後、モリアキ翁に2回起こされてほぼ徹夜状態。意識が飛びそうになった。20分間の休憩時間を耐え忍ぶ自信がなくなり、やむなく後半を諦めて帰宅。第2部はリストの生誕200年記念プログラムだったのに。
 というわけで、今日は、もう寝ます。