12月16日(金)

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 毎日が充実していて大変よろしい(サティ風に)。
 モリアキ翁は息が切れると訴えているものの、感染症からは脱出中という印象。しかし、高齢ゆえ注意深く観察を継続。
 今日、ようやくウラノメトリア1β用の「全て白鍵5音なのにハ長調でも教会旋法でもない曲」のスケッチを取り終えた。素材は、ほぼ全て揃っているので明日、曲として構築すれば完成。弾く人も聴く人も夢中にさせる部分があるかも(と、作曲者は思っている)。
 ストラヴィンスキーの「5本の指で」の第1曲も、厳密にはハ長調でも旋法でもない。にもかかわらず非常に魅力的だ。ストラヴィンスキーの凄さを垣間見る曲と言えるだろう。
 既存の音階や旋法以外の音楽を発想するのは、実はやっかいなことだ。

 新聞報道では、原発コストが1kw/hあたり8.9円となったそうだが、こんな数字を誰が信じるだろうか。
 算出の根拠となった稼働率を70%としている。現実の稼働率は20%なのにだ。さらに、廃炉費用は誰にも分からない。東海地震が発生すれば停止中の原発も「原発震災」を起こす可能性が高く、事故コストはさらに上昇するかも知れない。最終的な発電コストが1kw/hあたり100円と言われても不思議には思わない。
 それより、記者会見で首相が「福島県民は放射能に勝てる。世界人類のため福島で住み続けよう!」と言っていることが恐ろしい。なんの根拠もないばかりか、真逆の発想だ。こんな前例を作っては世界人類のためにならない。
 ベラルーシで実際に起こっていることは、被曝した子どもたちの寿命が短くなっているという事実だ。少なくとも、避難したい人たちには国が援助すべきだろう。居住不適格となった原発周辺地域には、全国各地で集積しつつある放射性汚泥や焼却灰などの保管場所を設けて、放射性物質の拡散を防ぐべきだ。そうでないと放射性レンガなどが作られて日本中に広がってしまう可能性がある。

 太陽光発電などの自然エネルギーが不安定なのは確かなので、もし再生可能エネルギーにシフトするなら揚水発電所の他にも蓄電する施設が必要になる。地下に設置した巨大フライホイール・アレイに運動エネルギーとして蓄えて必要な時に発電するとか、一時期喧伝された超伝導コイルによる蓄電などは実用化できないのだろうか(素人考えだけれど)。
 あるいは緑藻類から燃料を生産するという技術の報道があったけれど、そのような研究を国が助成することはないのだろうか。日本が産油国になれば増税よりもずっと経済効果が大きいと思うのだが。


>「借りぐらしのアリエッティ」を観なかったので本当のところは定かではないが、リンクした4コママンガでは絶対分からないと思う。この4コマに描ききれなかった部分が制作者の伝えたいことだろう。

4コマでわかる借りぐらしのアリエッティ