1月17日(火)

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 今度はグスタフ・レオンハルトの訃報。若いころに聴いたバッハのチェンバロ版録音は彼の演奏が多かった。思い返してみると、若い頃から大家だった。83歳没。

 モリアキ翁の昼食を済ませてから、作曲ウォーキングに出かけた。埼京線に沿って北上。往路はベリオの「フォークソングズ」(キャシー・バーベリアン盤)が頭の中をグルグルしていたので、ずっと歌いながら歩いた。夕方のレッスンに間に合わせるために、往復8kmと決めていた。これは伊能忠敬が自分より年下の高橋至時の元へ測量の基礎とな天文学を学びに行った時、毎晩往復した距離。
 頑固な方向音痴なので、今日はポータブル・カーナビを持っていった。いつでも現在地や自宅までの距離が分かって便利。GPS内蔵のスマートフォンにすれば、いつでもこの機能が使えることだろう。武蔵浦和駅から中浦和駅を結ぶ桜並木はウォーキングの人々(主に高齢者)で賑わっていた。そろそろ、私も仲間入りに丁度よい頃合いだ。
 自宅から4kmは別所沼のあたり。これは分かりやすくて良い。5マイル歩こうと思ったら別所沼往復。往復の所要時間は約1時間半。
 帰路は20曲に及ぼうかという動機を創出して歌いながら歩いたが、ビゼーのハバネラ級の強いメロディーには恵まれなかった。しかし、新しいアイディアをひとつ抱えて帰ることができた。これをふくらませることができるかどうかが問題だ。少なくとも今夜は失敗している。


今日の別所沼