今日のレッスン

午前中はピアノレスナーのRさん。お世辞でも何でもなく非常に聡明な女性。今日はツェルニー30番の校訂。
作曲工房では、バイエル同様、ツェルニーからも美しい音楽を紡ぎ出さなければ意味がないと考えている。何となくではなく「掛け値なしに」美しく解釈する。もちろん、奇をてらったりしてはならない。あくまでも正統に則って美しさを掘り出す。22番が、かなりの名曲となった。19番の発掘は、まだ困難。23番は彼女のアイディアで、ちょっとユラユラ(ニュアンスが伝わりにくいけれども)した魅力的な曲になった。
18番は、E Durに編曲しなおしてはどうかと提案。原調のEs Durは、この曲にそぐわない。次回はクーラウのソナチネを検討。

午後は音の絵日記の絵里子さん。くじ引きで決めたDEAC(レミラド)という部分動機によるソナタの改訂版を見せていただく。過去の巨匠たちの作品研究の成果をありありと感じる内容。すでに作曲課題という範疇を超えて作品レベル。楽式論では、時間構造としての「古典ソナタ形式」の検証。
次回から管弦楽法のレッスンを始めることに。今回の課題は手始めに「フルートとピアノのための」作品。まず「フルートとはなにか」からスタート。「古典ソナタ形式」を応用することも課題。

今日の作曲進捗状況。ID:2α-031の「イ長調」を改訂、3版となった。曲番号とIDの割り当てを進める。これがなかなか難しい。木曜日までに2,3巻全曲の割り当てを終えたい。