今日のレッスン

 
 午前のレッスンはリョウコ先生。初めてレッスンにお見えになった時から比べて、もっとも大きく変化した人。柔軟であること、目標が高いことは私もおおいに学ばなければならない。
 今日は、ツェルニー30番の第18番のE Dur版校訂譜をお持ちくださった。本来はEs Durのこの曲をE Durに書き換えると別の曲のような印象になる。「リョウコ版ツェルニー30」がもし現実のものとなれば、それは美しい曲集になることだろう。10月に、お弟子さんの小2おちびトリオがカワイ表参道の合同発表会に出演するとのこと。今から楽しみ。

 午後の最初はヒロミちゃん(大2)。もう“ちゃん”づけは卒業しなくてはと思うのだけれど、小学生のイメージがあると、いつまでも引きずる。新曲を聴いてもらった。大喝采。お世辞でも嬉しい。
 高3のきくえちゃんは文章修業。修飾語と読点の関係を説明したところで「どうして学校でこれを教えないの!?」とご立腹であった。それを言ったところで仕方がない。文章と音楽は時間の経過によって意味が明らかになって行くという点において共通の性質を持っている。その原則を根底においてルールをひも解いて行くしかない。
 
 夜は“さあや”(中2)。入門して早1年。前の教室のクセがすっかり抜けて、ラジリテがようやくラジリテらしくなってきた。全長調スケールも運指が怪しいものの、なんとか連続演奏できるようになった。高校受験前にショパンまでたどりつかせたい。