ファミリーコンサート/オーケストラ・ワークショップ

 早朝5時に夢を見て目覚めた。2度寝できない体質なので今日は睡眠時間が足りない。目の下にクマができてしまった。
 我が家のリビングは娘の“たろ”と友人の“げちゃ”の美術室兼合宿所と化していて散らかり放題。ふたりとも毎日飽きずに絵を描き続けている。深夜まで長時間集中するために、疲れてよく眠る。彼女たちのお互いの作品の批評を聞いていると面白い。歯に衣きせぬやり取りの中に、それぞれの到達した世界を垣間見ることができるからだ。
 一生の間に自分の真の力と正面から向きあうという経験をする人はどのくらいいるのだろうか。オリンピック選手たちの多くはそれを経験していることだろう。それは才能ではなく、志と覚悟だけが実現させることのできる世界である。ぼんやりと生きることの“恐ろしさ”は、自らの可能性に気づかない限り知ることはないだろう。
 そういえば、昨夜カナコちゃんから劇場版クレヨンしんちゃんの「嵐を呼ぶ アッパレ! 戦国大合戦」を薦められた。クレヨンしんちゃんの劇場版など一生観る事はないだろうと思っていたが、カナコちゃんが薦める以上観る価値があるに違いない。もし大したことがなければ、私のカナコちゃんに対する評価が誤っていたことになる。
 
22時30分追記

 午後から世田谷区民センターホールに行く。ウラノメトリア編集会議プラスroppy先生。
 初めて東急世田谷線に乗車。専用軌道(標準軌かと思ったら0372mmゲージ)を持つ連結路面電車という形態。均一運賃で先払い140円。これなら駅は無人で済み、運行コストが低いために1時間あたりの本数を増やせる。本数が多いということは便利な交通機関であるということで、当然利用客が増えるということだろう。

 さて、ちびっこオーケストラによる“おもちゃの交響曲”は見事な演奏。半年前に初めて楽器を持った子どもがいるというだけで驚き。充分楽しんで聴けるレベルだった。プログラムには作曲者の推定に関する変遷が書かれていて興味深かった。詳しくはウィキペディアを参照。

http://ja.wikipedia.org/wiki/おもちゃの交響曲

 演奏会第2部は、プロの演奏家によって組織された“世田谷シンフォニエッタ”というオーケストラの演奏。たとえばチェリビダッケやセルのように厳しい指揮者から開放された演奏家、と言えば分かりやすいと思うが、こんなにリラックスしてのびのびした演奏はなかなか聴けないだろう。
 夜のレッスンがあるので(寝不足でバテていたから?)、動物の謝肉祭の前でひと足先に失礼した。