4月24日(金)

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 大抵の場合、人は目先の仕事をこなすだけでも達成感を得ることだろう。たとえば、今日中にやってしまわなければならない雑用を終わらせただけでもである。
 しかし、本来ならば自らの人生において“やるべきこと”であると感じていることをしたかどうかを顧(かえり)みないと、ある時、何もしていないのに歳だけとってしまったという感覚に襲われるかも知れない。若い頃と違って、誕生日を迎えるたびに何か焦りを感じるということもあることだろう。
 身体が忙しく一日を過ごしたからといって、為すべきことを為したとは限らない。私たちは常に「今日為すべきことを為したか」と自らに問い続けなければならない。