6月3日(水)

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 今日は午後遅くまでレッスンが入っていなかったので、細かく作業計画を立てて、朝の家事終了後、満を持して仕事にとりかかった・・・つもりだった。
 最初の課題は、思いのほか好評だったウラノメトリア連弾曲集の増刷。レッスンに使いたいという先生方のために2日分の空き時間で製作可能な20冊を用意する計画を立てた。実は、いまだに10年以上前のE社製のA3レーザープリンタを使っている。なぜ使っているかというと、なんとか動くからであり、当時は今の値段から考えるとレーザープリンタは高価で、まるで元がとれていないからである(元が取れるとは思っていないが)。トナーが1本4万円というだけで噴飯ものだが(もちろん2割引で買っている)、古くなってくるといろいろとトラブルも起きてくる。今日も、ドラムの汚れ(余分なトナー)が楽譜にびっしりと付着してくるので、白紙原稿を40枚ほど通過させて、なんとか目立たなくさせてから作業開始。数ページ進んだところで、トナー切れではないにもかかわらずかすれが現れ始めた。トナーケースを取り出して左右に振ってトナーが平坦になるようにしたが、上手くプリントできるのはほんの10枚20枚で、すぐにかすれ始める。仕方がないので、予備のトナーと交換。すると、今度は給紙がうまくいかなくなった。給紙はされるのだが、プリント面が斜めにずれてしまう。悪戦苦闘が続き、朝から数百枚の書籍用紙の屍が積み上がった。トナーの残量表示もぐんぐん下がる。トナーのパワーはA4文書換算で1万枚と謳っているが、譜頭や記号の塗りつぶしの多い楽譜では、せいぜい半分程度という印象。給紙の問題は解決せず、3枚に1枚程度なんとか成功するという状態が続いた。結局、午後4時に26ページ(260枚)刷り上がったところで気力負け。成功枚数と失敗枚数がほぼ同じという完敗状態。
 三枝君にプリンタの買い替えを薦められているのだが、まさにその時期が来たようだ。とは、いうものの今月はセコムの初期費用の支払いと車検があって無理。連弾曲集の後半は、印刷品位は落ちるがインクジェットでプリントすることになるかも知れない。
 というわけで、せっかっく立てた作業計画は半分しか消化せずに終わってしまった。