6月16日

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 昨夜は珍しく早く(1時30分過ぎ)にベッドに入ったのだが、ウラノメトリアの見積もりが気になって眠る気になれず、結局起き出して作業を始めてしまった。始めると、これがまたまた難しい。見開き2ページの曲はページめくりがないようにレイアウトしなければならないが、変えられない曲順というものもある。また、3巻に持ち越すと2巻と交互に見比べたくなるような楽典やテクニックのぺーじもある。しかし、64ページを守ることにして、損益分岐点を200冊に設定(200冊売れたら原価が回収でき、それ以後は印刷・製本・配送コストを除いた金額が収入になる)、それで頒価を決めることにする。ウラノメトリア第1巻は200冊売りきるのに約5年かかっているが、第2巻はもう少し早いという楽観的な予測に基づいている。第1巻の損益分岐点は、いま考えればたぶん300冊を超えており、コスト感覚のなさを今更ながら痛感。儲かる必要はないが、プロジェクトを継続できる(売り上げが、次の楽譜の元手となり得る)だけの利益をあげなければならないのは最低条件だ。つまり、自転車操業ができればよしとするわけだ。
 いずれウラノメトリアの認知度が上がれば、怪しくなってきた年金制度に代わって、働けなくなってからの収入になるかも知れない。