6月20日(土)

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 今日は午前・午後とレッスンが4コマ入っていたが、その間を縫ってうしおさんが来宅。もちろん、我が家の掃除機たちは整列して彼女を迎えた。そんなわけないか(「ポロのお話の部屋」2004年2月6日「お客さんがやってくる」その1〜6 )。
 ウラノメトリア第2巻アルファは、レッスンために急ぐ先生がたのためにA4判の「大急ぎバージョン」を100冊作る予定。表紙はコストの関係でモノクローム。実は、それが一番カッコいいかも知れない。というわけで装丁担当のうしおさんにモノクローム表紙をお願いした。菊倍判の2アルファは、おそらくA4判3アルファの後になることだろう。ひょっとするとA4判3ベータの後かもしれない。
 今日の昼食は「生姜のパスタ」に決まった。早速近所のスーパーへ根ショウガを買いに走る。いつもよりも多めの根ショウガをアリュメットに刻み、水にさらす。このさらす時間がポイント。今日は、とてもうまくできた。6人前を作って4人でペロリと平らげた。うしおさんから最近の仕事の話を聞く。ドゥカティフェラーリの仕事という、なんだか別世界のような話。
 昼食後、レッスンに戻る。
 そういえば、午前中のレッスン初演でソナチネ5番1楽章が好評だった。
 作曲すると、その後に必ず校訂作業が待っている。不思議なことに、校訂作業をする時には自作品であってもそうでなくてもほとんど同じ気持ちで取り組む。作曲後に、きちんとした校訂作業を行わないと曲は仕上がらない。校訂にもインスピレーションが必要で、それがないと凡庸な楽譜ができあがる。だからいつでもできるというわけではない。
 楽譜を校訂するということは「音楽的真実を明らかにする」ということと同義である。校訂は作曲と演奏の中間の位置にあたる行為であり、非常に重要なことであるにも関わらず、人々は未だその重要性に気づいていないかも知れない。
 明日は、今年春に引っ越してしまった“ひなの”ちゃんがレッスンに来る。午後から茨城の竜ヶ崎までUXの調律に立ちあうために外出。ドアtoドアで2時間くらいか? 武蔵野線経由で行くと時間は短いが乗り換えが多くなるので、上野経由を選んで、車中で楽譜の校訂作業を行なうつもり。