7月14日(火)

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 今日も、まだ疲労感が続いている。こういう日はぐったりと読書。岩波講座 哲学08「生命/環境の哲学」。
 30代半ばの頃、学術雑誌を含む多くの雑誌が読めなくなった。ライターが調べて書いている(つまり、ライターが少し前まで知らなかったに違いない内容)のレベルが低く、消化不良に思えてきたからだった。研究者と雑誌ライターの差はそこにあると感じたのだが、最近は研究者の文章そのものにも物足りないものが多くなった印象だ。こんなことを書くと嫌味で尊大と思われてしまうかも知れないが、その最大の原因は私が歳をとったということなのだろう。まさか興味の対象は自然と事実だけ?
 今日読んだ岩波哲学でさえ、説明のためのいくつかの例が安っぽく感じられ、哲学を語る筆者の生活感を覗き見る思いだった(決して内容が低レベルという意味ではない)。
 このように感じるもうひとつの原因は、このぐったり感にもあるのかも知れない。困ったことに、日付が変わって、またまた元気になりつつあるのだが、早く生活リズムを取り戻していろいろなものにピントが合うような暮らしをしなければ。そういえば、今朝は朝食の後片づけに食洗機を使わずにのんびり手洗いした。どう考えても食洗機のほうがきれいに洗い上がるけれども、ゆっくりと手洗いする感じもよかった。
 無理だとは思いつつも、早く寝よう。