7月16日(木)

29585

 昨日は、すっかり更新を忘れていた。
 今日は午後までゴロリと横になっていた。昼過ぎに、娘の受験仲間の“げっちゃん”がB1のボードを持ってやってきた。信じられないことに、こんなに大きなボードを抱えて自転車で来たという。「2回もひっくり返りましたよ!」。そりゃそうだろう。今日は泊まり込みで課題を描くということだった。
 夕方、Mさん宅まで森田 歩さんにご挨拶がてら出かけた。ちょっとフラフラしていたけれども、Mさん宅に到着する頃にはシャキっとしてきた。ピアノ技術者の中山さんが先に到着しており、遅れて歩さん到着。ピアノの “うるさ方” 3人がヴィンテージ・プレイエルの前に揃った。
 鍵盤蓋や上前パネルが外されて、歩さんの妙技が始まる。いつも思うのだが、調律している時の調律師の姿は実にカッコいい。畳職人と同じくらいカッコいい。プレイエルのオーナーのMさんが「仕事をしている人は素敵に見えるんです」と言った。
 -おお、そうか。しかし、5分ごとに頭を抱えては、ため息をついている作曲家はカッコ悪いかも。第一、作曲家は人前で仕事をしない。
 調律師はたくさんいるけれど、森田父子は作曲工房のスーパースターである。中山さんも同列に考えてよい。彼らに調律・整音を依頼したら、もうほかの人にはピアノを触らせる気にはならない。
 昨日、歩さんに会いに横浜まで行くつもりでいたけれども、バテていて行けなかった。それで、今日は歩さんが「こういう時はウナギですよ」とアドヴァイス。そうだ、今日はウナギにしよう。帰り道、カミさんに電話すると「あ、今日ウナギだから」と先に言われた。仕事先から頂いたということだった。こんな偶然があるのだろうか。超能力者の歩さんが言ったのだから、そんなこともあるのだろう。