7月24日(金)

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 今日午前のレッスンは坂本景子先生。推薦ピアノ教室に新たに坂本先生と絵里子さんの教室を掲載することしたので、今日から実名。
 今日は「テンポ・ルバート」と「ペリオーデ」の違いについて。コルトーリパッティを聴き比べる。この2人は師弟関係にありながら(コルトーが師)、音楽的には大きな隔たりがある。コルトーテンポ・ルバートで“なんとかしよう”としているので楽譜の変更といえるほどのテンポの不規則な揺れが生じているが、リパッティはペリオーデに沿って周期的にテンポを変化させているので楽譜は正確に再現される。もちろんリパッティが正しい。チャンス・オペレーションなどの技法に頼る人を除く全ての作曲家は演奏者による勝手な楽譜の改変を望まないだろう。
 午後から父の定期通院に付き添う。帰りに父のリクエストで図書館に立ち寄って本の返却と貸し出し延長手続きをする。わたしは気まぐれにミケランジェロの画集を借りてみた。理由はミケランジェロのファンではないからだ。つまり、ミケランジェロに無関心だったので彼については通り一遍のことしか知らない。
 今日は夕食当番だったので、スーパーでフレッシュバジルの大袋の見切り品(80円、安い!)を買ってきて、バジリコ・ペペロンチーノとトマトサラダを作った。しかし、なにを間違えたのか、パスタを1.2キロも茹でてしまった。夕食は4人なのに、優に10人前。火力とパスタポットには余力があって、その気になれば鍋を追加して一度に20人分のパスタを茹でるだけの能力のあるキッチンなのだが、それは別問題。ソースはパスタ600グラム分しか作らなかったので、薄味で、おまけにパサパサとした印象で出来上がった。仕事から帰宅した長男の風太郎は、しょうゆ味のドレッシングを追加して「いや、これはこれでなかなかいけるよ」。ちょうど食事に間に合った娘のたろも同じようにして「おいしいかも」。うう、子どもたち。優しいなあ、ありがとう。でも、明日の朝もパスタだぞ。