8月12日(水)夜

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 兵庫県佐用町の豪雨被害の実態が明らかになってきた。水害や土者崩れなどのニュースを聞くと、ついつい被害多発地帯でのできごとのような先入観を持ってしまうことがあるが、実際にはそんなことは少ない。多くの人が初めての経験なので対処が分からない。
 数年前のニュースで被害者の方が語ったのは、豪雨になってから、いつ避難すればよいかと判断する間もなく水位が上がって孤立してしまった、ということだった。様子を見ていては間に合わない、というが様子を見ずに判断するのは非常に難しいことだろう。
 さて、昨夜は「日本海軍 400時間の証言 第3回 戦犯裁判 第二の戦争」が放送された。3日間、気が重くなる放送だったが、見ずにはいられなかった。証言した人々はすでに高齢ではあったものの、エリートであったことを窺わせる聡明さを大いに感じさせた。そんな一流のエリートであっても戦争を始めてしまったわけだ。核兵器を持つような世界では、真のエリートは、学業よりも精神性の高さが必要であるということだろう。ここでいう精神性の高さとは、未来の世代へ地球を引き継ぐだけの分別を持っているというようなことだ。
 今日は、たった一日の夏休みだったが、家事・雑用・仕事の3つが一気に進んだ。ウラノメトリアはプロジェクトマネージメントに沿って編集を進めているが、第3巻のファイル・リストが徐々に姿を現してきた。アルファ・ベータ・ガンマの3分冊化は避けられそうにない。アルファはメソード、ベータは練習曲集、ガンマは連弾曲集となる。