8月27日(木)

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 昨夜、このブログを更新後、「怪談百物語」な見事な話芸であると感じた2人、一龍斎貞水山崎バニラ両名をググってみた。貞水師匠は2002年に人間国宝に認定されていた。なるほど、これでは他の出演者はやりにくい。それで、山崎バニラ女史はどうかというと、小学校の時に毎日2時間かけて日記をつけていたそうだ。それも日によっては「飛び出す絵本」になっていたとか。こちらも納得。どんなに学校の教科書を暗記しようが、日記2時間には勝てない。勉強にもいろいろなやりかたがあるから一概には言えないが、誰か(ほとんどの場合、テストの出題者)に答えるための勉強をしても大して頭は良くならないが、文章を書いたり、絵を描いたりすれば必ず脳は発達する。トマトひとつ描いても発見だらけだ。さまざまな動植物を描くうちに「生命のデザイン」にたどりつくこともあるだろう。文章を書くことは自分の考えをまとめることだ。バニラ女史のブログを読み進めるうちに、彼女の自宅には防音室があってグランドピアノが鎮座していた。大正琴で見事なBGMを奏するのも音楽的な素養と訓練があってのことだろう。百物語の練習についても書かれていた。元の脚本に対して彼女が加えた言葉のことも記されていた。才女。