10月20日(火)

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 今日は小学生のほうの “みお” ちゃんが「海も暮れきる」を弾いて「きれ〜い」と絶句して固まってしまった(彼女は絶句などという言葉を知らないと思うが、そうとしか思えない光景だった)。最初は曲を気に入ってくれたに違いないと思って作曲者としては嬉しかったのだが、いろいろな条件が重なって、彼女が名演奏をしてしまった可能性が高いことに思い至った。曲を気に入ってもらえるかどうかというのは、まさに演奏者の力量や、その時の気分など、いろいろなことが重なって起こることなのだろう。
 “ちびなな”も、今日初めて「はじめてのステージ第2番」を弾いて、同じように固まっていた。偶然は重なるものだ。
 小さな彼女たちの身体の中で、きっと血液はグルグルまわって頭の中もグルグルして「どうしようどうしよう」などと思っているのだろう。私自身、子どもの頃(幼稚園から小学校低学年?)にそんな経験をしたことがある。曲名は分からないが(テレビのコマーシャルだったろうか?)、その曲を聴くと、どうしたらよいか分からなくて困ってしまうのだった。