1月25日(月)

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 3月7日に本番を迎える曲の楽譜に迷いがあって書き上がらない。自分の中に確固たる判断基準を組み上げることが重要だが、それがなかなかできない。まだまだ未熟。
 昼食時に、父から太平洋戦争時の沖縄守備隊時代の話を聞く。父は慶良間諸島の小さな島に衛生兵として派遣されていた。ある時、隊員の半数が沖縄本島に移ることになった。父は人選はクジ引きでおこなうべきではないかと主張したが、威張っている兵隊が我先に本島に行くことを決めてしまい、父たちは島に残った。しかし沖縄本島は激戦となり、多くの将兵が戦死して、島の残留組は生き残ったという。
 連合国側(主にアメリカ)の艦艇による艦砲射撃で一夜にして隣の島のシルエットが変わってしまうほど激しい攻撃を受けたという話を、以前父から聞いたことも思い出した。沖縄本島に向かった人たちは、そのほうが生き残る確率が高いと考えたのかも知れない。
 人生は何が起こるか分からないというのが父の実感だろう。細かいところまで実に記憶が鮮明なのは、命がけで生きていた時代だったからかも知れない。
 
 午後のサキちゃん(小5)のレッスンでも、彼女が“ピアノ音楽を追究”していることに今更ながら気づいた。ぼやっとしていたら、彼女たちに追い抜かれてしまうかも知れない。本気で立ち向かわなければ。
 受験を控えたユリちゃんのレッスンは「日本史」。

 そして夜は「こどもウラノメトリア」に1曲を加えた。