3月12日(金)

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 明日3月13日は猫のジョーンズの誕生日であり命日。凛々しくて立派、しかも愛らしい最高の猫だった。
 1月から少々生活が変わって、疲れがたまってきた印象。無理をしては何事も続かないので何か対策はないかと思っていたところに妹から耳寄りな情報を得た。彼女も同じような状況で、医者で「補中益気湯(ほちゅうえっきとう)」という漢方薬を処方されて効果があるという。しかし、漢方薬は同じ症状でも異なる処方をすることがあるので、かかりつけの医者に行ってさっそく相談してみると「よい選択であると思いますよ」と、処方せんを出してくれた。昨年、夏バテした時には「六君子湯(りっくんしとう)」を処方されて食欲が回復し、漢方薬ファンになったので効果が楽しみ。ググってみると、どちらも似たような症状に処方され、効能も近い。薬はあまり好きではないが、漢方薬には興味がある。「なぜ自然界に薬草が存在するのか」という疑問に答えることは難しいが、その効能を発見していくのも同じくらい難しいことだろう。さらにそれを組み合わせることによって今まで知られていなかった薬効を発揮させるというのは人類の英知のひとつだ。
 漢方薬というと「効くのか効かないのか分からない」というイメージを持つ人もいるかもしれないが、適切な処方がなされればかなりはっきりとした効果を感じる。昨年の夏バテ時の六君子湯は、プラシーボ効果ではなかったろうと思う。
 ネットで調べているうちに、補中益気湯の適応症に「胃腸機能を高める」などのほかに「ため息をつく、動悸、わずかのことで驚く、クヨクヨ、気弱、健忘」というものがあった。あまりのぴったりな症状に笑い出しそうになってしまったが「クヨクヨ」に効く薬があるとは何とも愉快だ。これで私もクヨクヨしない人生を送れるかも知れない(・・・?)。