4月3日(土)

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 今日はキッチンに立っている時間が長かった。グロッサリー類の買い出しも含めると、今日は家事に費やした時間が仕事を上回ったかも知れない。
 午後、母方の祖母の妹にあたる“大叔母”(92歳)が来宅、母を見舞ってくれた。レッスン中だったので話もできなかったが、帰り際にクルマを見送ることができた。ひょっとするとわが家は長寿の家系か?
 
 午前中、レッスンの合間に父の入浴を補助した。難聴の父も入浴時には補聴器を装着できないためコミュニケーションが難しくなる。いつも思うことなのだが、必要な用事を伝えることが会話とは限らない。人間関係をきちんと保つためには「また雨だね」のような、どうでもよい発言が必要なのではないか。その時「え? 何て言ったんだ?」と聞き返されても、再説明するような内容ではない。しかし、そのような会話が親密な関係を築く一助になっていることは間違いない。関係が悪化している夫婦にはそのような会話はないことだろう。また、難聴というのは弱視と似ていて、言葉のピントが合わないということだ。だから、補聴器を装着した人間に大声をだしても逆効果だったりする。言葉の明瞭度を上げる工夫をして一語一語ゆっくりと確実に話すことが大切。父と孫たちとの関係は悪くないけれども、何気ない会話が少ないために距離は広がりがちだ。