5月1日(土)

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 朝一番で母の入院していた大学病院へ行き、入院費など全費用を支払って精算終了。これで、またひとつ肩の荷が下りた。
 次の仕事は位牌の選択と発注。ひとつひとつ慎重にこなしていけば後悔なく全てを終えることができるだろう。
 中断していた4手ソナタの2台ピアノ版の作成にようやく戻ることができた。しかし、今浦島状態。もう一度、作業の全内容を思い出さなくてはならない。4手のための書法とピアノデュオ(ピアニストがデュオなのではなく、ピアノがデュオ)は、根本的に異なる。連弾曲を2人のピアニストが2台のピアノで、それぞれのパートを弾けば、その無意味さが良く分かることだろう。使える鍵盤が余っているはずだ。乱暴な言い方をすると、連弾曲はホモフォニー的書法に向いているのに対して(これはたとえ。実際には連弾曲で、いくらでも複雑な対位法が使える)、ピアノデュオは、より対位法的であり得(う)る。また、交響曲は連弾曲として書き換えることが可能だけれど、ピアノ協奏曲はピアノデュオでないと難しい。