5月5日(水)こどもの日

61837

 東京流通センターで行われたM3(音楽系メディアミックス販売会)に参加、1冊でも売れれば報われると思っていたのに、ウラノメトリアだけでも予想以上の6冊を販売。
 今日最も売れたのは第2巻アルファ。つまり、誰もが音楽を基礎から勉強しなおしたいと考えているということだろう。
 音階の成り立ちを説明することは易しそうで難しい。導音の発見や、それに伴う「旋法の長音階化・短音階化」を論じるのもそう簡単ではない。平均律への耳の馴化はどうだろうか。拍子に至っては音楽学者などの専門家さえ判断を誤ることがある。強拍を見いだすことすら難しいために、バッハの数限りない校訂版が生まれたりする。だから、音楽を学ぶ場を見つけ出すことも難しい。今日は、そんなことを実感した一日でもあった。
 ウラノメトリアは、決して妥協せずに音楽の真実を紡ぎ続けなければならない。全ての秘密は大作曲家たちの楽譜に隠されている(事実から学べ、ということにほかならない)。