6月5日(土)

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 昨日は“きくえ”ちゃんが大学の「社会言語学」の授業がとても面白いから、という理由でレッスンにやってきた。カナコちゃんもそうだけれど、とにかく大学の「授業が」面白くて仕方ないのだ。なんと頼もしいことだろうか。
 そういえば、ことし大学に入学したみさきちゃんのママからも「大学が面白くて夏休みも帰ってくるかどうか分かりません」と聞かされたばかりだ。
 それが “人間力” というものだろう。人間力なくして音楽のみならず、何事もなし得ない。
 子どもたちと長期間にわたって関われるのはピアノや作曲のプライベートレッスンに関わる我々だけなのだが、世間一般には、その一見副次的な役割はほとんど認知されていない。
 私も土肥先生から「何を為すべきか」を学んだけれども、彼に師事する機会を得なければ一生気づかずに終わってしまうところだったろう。私は彼に「陶冶」されて今があると言って間違いない。

 明日は母の四十九日。法要の後、母が贔屓にしていた店で母を偲ぶことになっている。