8月23日(月)

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 今日のアメダスさいたま市観測点の最高気温は36.9度(13:52)。群馬県館林観測点では38.5度(15:02)を記録した。
 少しだけ外へ出たのだけれど、太陽の直接光と路面からの照り返しで、上下に炎のある魚焼きグリルの中にいるようだった。

 父とは毎日のように葬儀の話で盛り上がるのだが、今日は父から「香典無用でいこう」という新たな提案がなされた。香典にも半返しという習慣があるが、そもそもそれがおかしい。香典として少ない金額を持って行くのはみっともないから、倍額を持って行って半分かえしてもらうというのは「見栄のシステム」に過ぎない。現実には香典返しの業者が間に入るので半分返すことは難しくなっている。原点に立ち返れば、現在では香典の存在意義すらないように思えてくる。とまあ、このようなわけだ。実際に、父は香典を受け取らない葬儀に行ったことがあるそうだ(京都でのこと)。

 これまでの父の提案をまとめると、
1.葬儀は、にぎやかに行なってほしい(母とは逆)。
2.戒名無用(これも母とは異なる)。
3.香典無用。
4.祭壇は花と遺影だけを飾ってほしい(遺影は撮影済み)。
5,読経のかわりに、父の生涯のダイジェストを読み上げる。
 となる。

 妙な話だが、父とこのような話をしているとますます長生きしそうな気がしてくる。それはそれは楽しそうなのだ。

 今日は、ピアノの虫のさきちゃん(小6)がインラインスケートとスケボーの中間のようなボードに乗ってレッスンにやってきた。おとなしくて、ほとんど話もしてくれない(?)さきちゃんが、実はアクティブなレディなのかもと思ったできごとだった。レッスンが終わってから、頼み込んでちょっとだけ乗らせてもらったが、前後に2つのキャスターがあるだけのボードでは立つことすらできずにギブアップ。さきちゃんはボードにすくっと立つと、腰を揺らせてすいすいと帰って行った。6年も通っていたのに、やっとさきちゃんと仲良くしてもらえた気分。

 夜には、部活で忙しいユリちゃんが久しぶりにやってきた。彼女の吹奏楽部は今年は3金(全国大会で3年連続金賞を受賞すると翌年は出場資格を失うルール)なので、マーチングで全国大会金賞を狙うそうだ。
「下半身に筋肉つきました」
 練習はハードに違いない。しかし、彼女は楽しそうだ。キラキラ輝いていた。