10月22日(金)神根中レクチャーコンサート

93916


 今朝の体調は絶好調を5としたら2弱というところ。本番は大丈夫か?という危機的状況。
 10時過ぎにおちゃめさんと坂本景子さんが到着。3人で簡単なリハーサル。私は絶不調なので「今日は暗譜やめます」などと宣言したりしていた。
 昨夜から頭痛・だるさ・腹痛・倦怠感にさいなまれていたので、昼食は「仲々庵」の「麦とろごはん」に変更(予定ではファミレス)。いつもの番頭さんが駐車スペースへ誘導してくださる。老舗割烹にしかできない贅沢だ。
 ここからおちゃめさんに運転を交替。予定どおりに神根中に到着。
 
 神根中は本当にすばらしい学校で、生徒たちが素直にのびのびと学んでいる印象だった。先生方との関係もよいに違いない。もちろん、先生がたの日々の努力の結果だろう。
 最初に鈴木校長と連弾。ピアノが弾ける校長先生がいる学校というのも実に良いものだ。オープニングセレモニーのあと、鈴木校長に、指名していただいて数学の先生を壇上に招く。そして簡単なレクチャーのあと「ミだけで」を連弾。それから生徒たちから希望を募ると、あちらこちらから多くの手が挙がって一緒に連弾。これで会場の雰囲気が一気に盛り上がった。私も絶不調であったことを忘れるくらいノリノリになってきた。音楽の先生にもお願いして「お気に入りの服で」を連弾。
 「ウィンドワード」と「物語」をおちゃめさんと坂本景子さんと連弾。音が生徒たちの耳に吸い込まれていくのが分かるようだった。
 ショパン生誕200年に因んで、私がノクターン9-2、坂本景子さんには無理やり「子犬のワルツ」を弾いていただく。
 そして「大きな栗の木の下でによるパラフレーズ」と「ソナチネ9番第3楽章(野村茎一ソナチネアルバム)」を弾いて大きな拍手をもらってコンサートは無事終了。
 なんと楽しい1時間だったことだろう。

 武蔵浦和駅のスタバで簡単な打ち上げ。3人とも幸せな気分。神根中の先生・生徒のみなさんのおかげであることは間違いない。
 そんな幸福の余韻のなか、一週間後に迫ったピアノレスナー向けの講座の準備が頭をよぎる。9日後にはM3も控えている。そうだ。まだまだ気は抜けないのだ。

 帰宅すると、まもなく“なつ”&“みのり”の小学生コンビがレッスンにやってきた。
「ついさっき、この曲弾いてきたんだ」と言ってノクターン冒頭部を弾くと “なつ” が言った。
「せんせい〜、なつさあ、この曲弾くのが夢なんだ」
「ふ〜ん、そう。よし、次のレッスンはこの曲にしよう」
「え゛〜〜〜、いいの? 弾いてもいいの?」
「ダメだって言ったって弾いちゃうだろ?」

 この2人はレッスンのたびに、なぜか身長を測って記録していく。2人とも1カ月で8ミリくらい伸びた。
 「2人とも大きくなったなあ」
 ノクターンを弾くことになった “なつ” は鼻息荒く「もう“チビ”なんて言わせないぜ!」(みのりちゃんのほうがちょっと大きい)と言って帰っていった。