11月13日(土)

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 昨夜、カミさんが録画しておいた「この日本人がスゴイらしい」という番組で白井晟一(しらい・せいいち;1905-1983)という建築家を知った。解説にあたった高松 伸(たかまつ・しん;1948- )さんという建築家も凄い人だった。
 天才は、常に凡人の想像を超えたところで仕事をするが、白井晟一という哲人には度肝を抜かれた。ちらっと出てきた大きなガラス壁の部屋(白井晟一の自宅、虚白庵)は、窪塚洋介が主演していた映画「凶気の桜」で使われていた住宅だった(そのはずだ)。映画の内容などほとんど覚えていないが、その空間を撮影に用いた監督(誰だろう?)の美意識に「やられた」と思ったことだけは鮮明に記憶している。その建物の設計者が判明するとは実に幸運なことだ。

 今日はヒロ君(年長)のレッスン。お父さんと一緒にやってきた。ヒロ君も、いよいよスタッカートの練習に入った。レッスンは順調。小学生になる頃には小さなピアニストに育つことだろう。
 夜遅くPCを立ち上げたところ、お父さんからメール。
「私もピアノを習いたくなりました」
 お世辞半分としても最高の賛辞。実は今月からヒロくんのお母さんもレッスンの仲間入りしてくださっている。ヒロ君の音楽的な家庭環境は万全だ。私自身は、あまり音楽的とは言えない環境で育ったので、ちょっと羨ましい。