11月16日(火)

100592

 今朝、寝坊したので深夜になってもまだ絶好調(困ったものだ)。
 4分音などの特殊な音律を使うことがない限り、使える音は1オクターブあたり12音だけ。しかも、旋法的音階に限定すれば7音しかない。拍子とリズムの組み合わせは多様であるとしても、名曲とそうでない曲との見かけの差は非常に小さいと言ってよいだろう。
 過去の大作曲家たちの凄いところは、その微小な差に気づいていることだろう。
 たった今この瞬間にも、世界のどこかで “その差” に気づいた誰かが恐れおののいているかも知れない。しかし、その差に気づいた者は、もはや気づく前とは別人である。