12月12日(日)

107194

 今日は高崎シティギャラリー・コアホールで行われた千賀子先生のお弟子さんたちも参加する合同クリスマスコンサート。関越自動車道が空いていたので、三枝君のクルマの助手席に乗って、あっという間に到着。
 コンサート全体は例年どおりのレベルの仕上がりだったけれど、終わり頃に出演した子どもたちがとても良い演奏をしていた。千賀子先生のお弟子さんたちも頑張っていたけれど、ちょっと準備が足りなかったかなという印象。私の「雪」を弾いてくれたお嬢さんは、難曲によくぞ挑戦という意味で2拍手。
 千賀子先生お疲れさまでした。

 帰りに三枝君と、作曲家には発表会の良質なレパートリー提供という、まだまだやり残した仕事があると話した。帰りは高速道路が渋滞して倍の時間がかかった。そんなわけで途中のサービスエリアでコーヒーを飲んでしまったので今日はどうやって眠ろうか、ちょっと気がかり。

 帰宅したら樫本大進さんがベルリンフィルの第一コンサートマスターに就任というニュース。安永徹さんに続く二人目のコンマス。これは明るい話題だ。
 現在、ほとんどの音楽がyoutubeなどの動画サイトで無料で聴けてしまったり、デジタルコピーの普及(違法コピーだれど、徐々に違法意識が薄れてきている)などで、音楽産業の衰退が言われている。しかし、もともとテレビやラジオで、多くの人が無料で音楽を楽しんでいたのだから、音楽産業の不振の原因は他のところにもあるかもしれない。
 良いピアノを知ってしまったら、そのピアノは値段に関係なく欲しくなることだろう。良いオーディオを知ってしまった時も、優れた音楽に目覚めた時も同じだ。人々は自分の人生に豊かさをもたらすものには投資する。そのためには、良いものとそうでないものの差を学ばなければならない。ピアノ教室は、その機会を与えてくれる場であって欲しいものだ。