3月1日(火)

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 近所のガソリンスタンドのメールマガジンで「大幅値上げ」の連絡を受けた。滅多にガソリンの補給はしないので、そのままにしているがいくらになったのだろうか。コーヒー豆の価格も上昇しており、ネスレが秋に2度目の値上げを発表している。
 野菜のような作物は人工的な環境で育てる試みが始まっているが、穀類の実用化はまだではないだろうか。以前から書いているように小麦やトウモロコシも価格の高騰は避けられないだろう。野菜の保存は難しいが、逆に穀類は保存性にすぐれているので個人でも備蓄できるが、いざ始めると、前にも書いたように保管場所の問題がつきまとう。
 なぜ、このようなことにこだわるかというと、アメリカや韓国で銀行の閉鎖が進行しているという報道があるからだ。
 我が家は、誰が聞いてもびっくりするくらい貯金がないので(きっと、どこの家庭もそうだろうと勝手に思い込んでいる)、それほど問題はないが(すでにそれ自体が問題だ)、預金封鎖以前に銀行が(勝手に)業務を停止してしまうという事態が、海外では既に起こっている。対岸の火事とは思えない。
 原油は埋蔵量が急減したわけではないから、生産と供給が再開されれば量も価格も安定する可能性がある。しかし生産量を急に増やすことのできない農産物はそうはいかない。今日も少なからぬセールスの電話がかかってきたが(金融商品光回線、墓苑、畳、健康食品)、穀類を薦めてくれるものはなかった。今なら商機があると思うのだが。
 籾のままの米ならば特別な倉庫でなくとも1年間ほど備蓄できるようだ。ネットで調べてみると種籾が30kg8500円くらいで売られている。種籾30kgは玄米24kg、白米21kgに相当する。もみ殻は、いざとなったら燃料となるか?
 近くの業務スーパーでスパゲティ5kg850円というものを見つけたが、これだと30kg5100円で済むし、籾殻のような無駄も出ない。
 我が家の穀類備蓄は当初の計画ほど進んでいないが(そもそも200kgの備蓄は無理)、氷砂糖や、いざという時のための総合ビタミン剤なら場所もとらないので少しずつ買い集めていこうと考えている。

 明日は “たろ” の大学入試実技1次試験の発表。にも、かかわらず我が家は、入試のことなど忘れてしまったというくらい全く関係のない話題で盛り上がった。まだ詳細は書かないが、かなりクリエイティブで楽しいプロジェクトを “たろ” が立ち上げ、“風”と私を巻き込んで形にしようというものだ。夜のレッスン終了後に家族全員がリビングに集まって、危機的な世界情勢のことなど自分たちには関係ないかのようにブレインストーミングが始まった。考えてみれば、我が家の家族は、それぞれ何らかの特技を持っており、それらを結集して力を合わせればいろいろなことができるということに気がついただけのことだ。今夜盛り上がったのは最初からトップレベルを目指すという意気込みだったからだろう。

 三枝君の曲がピティナの課題曲に採用されることになった。実にめでたいことだ。特に最近の彼は猛烈なエネルギーで作曲を続けている。
 実を言うと、作曲工房全体が上昇気流に乗っているような雰囲気がある。