3月20日(日)

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 原発事故は、未だ予断を許さぬ状況ではあるものの、自衛隊消防庁による放水で3号炉、4号炉とも多少放射線量の値が低下し安定してきた。
 少し前の記事になるが、16日付けのニューヨークタイムズ紙は「日本の指導者の欠陥が危機感を深める」という見出しで、日本の原発事故対応を批判した。日本人でさえそのように思っているのだから、海外での反応が同じであっても不思議はない。
 不思議なのは、このような事態になった時、国民、あるいは他の閣僚が首相を罷免できる仕組みがないことだ。軍隊ならば、指揮官がその能力を失ったとする合理的な根拠があれば指揮権を剥奪できる。
 今回は、それほど菅総理の判断は危うかった(今も危うい)。

 なお、米軍は福島第一原発から93km以内への米兵の立ち入りを禁止している(核スペシャリストなど特殊な部隊は除く)。せめて、住民の避難指示を半径30km以内に拡大したらどうだろうか。

 今日は音楽とは関係のないインスピレーションがやってきて、ダイニングのカップボードの中身の配置替えを行なった。核事故の不安の裏返しのような気もするが、新築時になんとなく入れた食器の配置が今までずっと引き継がれてきたことに疑問が生じたからだろう。NHK教育テレビに「テストの花道」という興味深い番組があって、その影響もあるような気がする。カップボード内の食器類が論理的な配置になったと思う。
 なんでもそうだが、インスピレーション(正解)がなければよい結果は得にくいと思う。「なんとなく」というような根拠で動きたくないのだが、「確固たる答え」が分かることは稀だ。