3月23日(水)

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 今日は午後3時20分から7時まで輪番停電。父の通う内科クリニックも同じ第4グループ。普段なら午後に診察にやってくる人々も午前に集中したのでいつもよりも混雑していた。
 午後の停電中には太陽光発電設備を自立運転して、ウラノメトリア第2巻こどもαの新しいAppendixを書いた。書いたばかりだからだろうが、とても気に入っている。
 
 さて、ニュースでは外部電源が繋がって中央制御室に灯がともったなどと報じているが、原発事故の実情は少しも良くなっていない。
 オーストリア気象当局は23日、福島第一原発の事故後、3〜4日の間に放出された放射性物質セシウム137の量は、旧ソ連チェルノブイリ原発事故後10日間の放出量の20〜50%に相当するとの試算を明らかにした。政府は軽微な放射能漏れという印象を与えようとしているが、実際にチェルノブイリ原発事故の放射能の影響を測定していたに違いないオーストリア気象局の発表を信頼するならば、これは恐るべき数字と言えるだろう。
 アメリカの核事故専門チームが投入されるというニュースもあったが、なぜ政府はもっと早く海外の援助を受け入れなかったのか。そもそも、原子力発電で得をして、ここまで固執するのは誰なのか。