3月27日(日)

135411

 午前中はレッスン、午後は楽譜書き、夜は東京文化会館小ホールで「伊福部昭の音楽vol.3」。今年の秋に私の「4手のためのソナタ」を弾いてくださる田中順子さんが出演。
 「ピアノ組曲(1933)」は伊福部昭さん(1914-2006)が14-5歳の頃の作品ということだった。まだラヴェルが存命中の頃の作品。残り3曲は「アイヌ叙事詩に依る対話体牧歌(1955)」「古代日本旋法による踏歌(1967;ギターソロ)」「ヴァイオリンソナタ(1985)」。

 この数日は、レッスンに来た子どもたちと「子ども2α」のAppendix(追加練習曲)の連弾曲を弾いた。嬉しいことに全員から「合格」をもらう。子どもはお世辞を言わない。
 Appendixは第9番まであり、第1、3、5番のそれぞれがaとbの2曲に分かれているので全部で12曲。本編のエチュードが34曲あるので、収録曲は第1巻と同じ46曲。妙なところに凝ってしまった。
 第3巻αは第81番から第118番まで38曲。第4巻αは全調スケールのようにページを喰う曲が増えるので曲数がぐっと少なくなる。第5巻α、第6巻αも大曲が増えるので最終曲が第200番に達することはないだろうが、200曲以下でショパンエチュードに接続するというのは早すぎるだろうか。コンサートレパートリーの「βシリーズ」や、連弾・2台ピアノの「γシリーズ」を入れれば曲数は増えるが、曲数の問題は慎重に検討しなければならない気がしてきた。