4月9日(土)

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 「練習の手引き」の執筆に疲れて、入浴。しかしその後、1時間以上テレビの録画を観てしまった。いかん、そろそろ体力の限界だ。
 今日は面白い事件がたくさんあった。
 来年で10年を迎えるクルマの車検が近づいてきたので、ディーラーの営業担当者がやってきた。開口一番、クルマの下取りがしたいとのことだった。東日本大震災で中古車需要が伸びて、全くクルマが足りないのだそうだ。たしかに、津波映像では数え切れないくらいのクルマが海に流れていっていた。新車が買えるのなら、すぐにでもそうしたいところだが全く余裕がない。私とカミさんだけならクルマなどいらないのだが、モリアキ翁の通院のために必需品。
 親戚付き合いしているお隣のご主人が入院したので、長男の風と一緒に病室を見舞った。なかなか難しい場所にある病院で、カーナビのない我が家のユードラ号は、風のナビゲーションで完全に迷子に。結局、鉄道の駅へたどりついて、そこからアクセスすることに。ネットのルート検索では13分の道のりを50分も走ってしまった。
 明日は県議会選挙だが、全候補の選挙事務所から投票依頼の電話がかかってきた。候補者のひとりは、なんと教え子。優秀な生徒だったけれども、歳を感じるできごとだった。投票は積極支持ではなく、消去法となりそうだ。
 今日は、ヒロ君が風邪でお休みのためレッスンが少なかったので、夕方、ナナちゃんとモーツァルトを弾き終えてから、一緒にニーチェを読んだ。大丈夫、中学生になればニーチェは射程距離。それに、ニーチェは私のマイブームだ。「ツァラトゥストラはこう言った」などは、そのまま読めば単なる寓話だけれど、比喩を読み解いていけば、それが現代を予言していることが分かる。ニーチェは20世紀と21世紀を価値観を見失ったニヒリズムの時代と位置づけている。
 夜にはカミさんと近所のショッピングセンターにグロッサリー類の買い出しに。せっかく食料品や日用品を買いに行ったのに、なぜか商品に手が伸びない。妙にビンボー感があって、買わずに済ませようという意識が先に立ってしまう。これでは日本経済はますます縮小していくと感じた次第。
 せめて、カミさんの夜の読書のための電気スタンド用にはE17口金のLEDランプ(40w型40000時間)を奮発しようと思ったけれど、3980円という価格にビビって、25wのクリプトン球250円(2000時間)を買ってしまった。
 
 中部大学の武田邦彦教授の提言が素晴らしいのでリンク。

 原発  首相が、今、宣言すること

 ついでに、4月8日に放射線量が急増した福島1号炉の今日のデータがない件。まずい数値なので載せられないのか、本当に振り切れてしまってグラフに収まり切れないのか、原子力保安院が言うように計測器が故障してしまったのか。いずれにしてもまずい。

 福島原発1号機の放射線量

 本当に体力の限界がやってきた。明日は北井先生の発表会で講評を書かなければならないから体力温存。では、お休みなさい。