6月24日(金)

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 アクセスカウンタが801人の来訪者を数えている。どこかの有力サイトで紹介されたのだろうか。何はともあれ、おいでくださった皆さんありがとうございます。
 今日は熊谷観測点で、6月の全国観測史上第1位の39.8度を記録した。埼玉県内では寄居39.2度、久喜36.1度、秩父38.3度、鳩山39.4度が6月の観測史上第1位というすごさだ。栃木県と群馬県も暑かったようだ。

 今日、“もんじゅ”の原子炉容器内に落下していた中継装置の引き上げに成功した、とカナコちゃんからメールが入った。これで少し安心したけれど、ニュースによると、まだあきらめずに稼働を目指すようだ。研究者、エンジニアのみなさんも、もんじゅがなくなると仕事の場がなくなってしまうのかも知れないが、素人から見てもナトリウム冷却というのは日本のような地震国では難しいことが分かる。2000億円を使って、まだ実用化していないのだから、高速増殖炉太陽光発電よりも高くつきそうな気配だ。それより、この金額ならば再生可能エネネルギーによる電力の全量買い取り制度の実施ができたことだろう。
 廃炉にするにも多額の費用がかかりそうだが、ぜひ廃炉にしてほしい。

 さて、今日は56歳の誕生日だった。成人式などついこの間だったような気がするのに(ちょっと大げさか)、時間の経過は速いものだ。計画では60歳までに大曲の作曲を終えるはずなのだが、なかなかそうなってはいない。サボっているつもりはないが、やはり過去の大作曲家たちとは器のサイズが違うということだろうか。ウラノメトリアを書き上げてから、などと言っていると時間切れになりそうだから一定の作曲時間をオケ作品にシフトすべきだろう。
 小笠原諸島世界遺産に登録されたというニュースがあった。観光客がどっと押し掛けたりしなければよいが。
 小笠原には固有種が数多く生息するということだ。種の多様性は、環境と、そこに生息する生物との関係で決まるのだろう。つまりニッチがあれば、そこに適応した生物が生き残るということだ。音楽作品も同じ原理で生き残るのではないだろうか。
 バルトークは非常に明確に “生命のデザイン” を音楽上で具現化しようとした。実際に成功したのかも知れない。
 生命のデザイン、つまり「猫には猫耳」というように一つのDNAが全身を構成して命を維持できるようなデザインを実現しようとした作曲家には過去にバッハとベートヴェンがいる。バルトークを加えて、将来はこの3人が「音楽史3大B」と呼ばれるようになるかも知れない。モーツァルトもその試みを行っているが(ベートーヴェンの先駆けとなっている)、当の本人は気づかずにやってしまったというのが本当のところだろう。それこそが天才の所以だ。
 これから書く曲は、全て今の時代に生息すべき音楽でなければならない。自然が、その環境にぴったりな生き物を生み出すように音楽を書くのだ。
 
 
>PCのキーボードを打つ力で発電する技術が紹介されているのを読んだが、それならピアノ鍵盤でやればもっと発電量が多くなりそうな気がする。下のリンクは重力と浮力で発電する、まるで永久機関のようなシステム。実際には水の供給が欠かせないので永久機関ではない。発電量は限られるだろうが、特許も取得済みなので実用化が待たれるところ。

重力と浮力で発電する装置を80歳男性が開発