9月5日(月)田代慎之介ピアノリサイタル
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今日は睡眠も充分、体力も回復して新しい週を迎えた。
午前・午後とレッスン。夕方から上野の東京文化会館で開かれた「田代慎之介ピアノリサイタル」へ。聴くのは初めて。
田代慎之介さんは1985年エピナル国際ピアノコンクール第1メダル受賞をはじめ、いくつもの賞を受けて現在武蔵野音大と東京芸大で教鞭をとっておられるピアニスト。経歴についてはぜひ検索していただきたい。オール・リスト・プログラム。
アヴェ・マリア(S558)、鱒(S564)(以上シューベルト作曲/リスト編曲)、忘れられたワルツ第1番(S215)、無調のバガテル(S216a)、メフィストワルツ第1番(S514)、ハンガリー狂詩曲第11番(S244)、スペイン狂詩曲(S254)
- 休憩15分 -
アンコール
愛の夢第3番
ラ・カンパネラ
最晩年に書かれたノクターン
リストは生涯に作曲した曲が多く知らない曲も多いのだが、これだけの重厚なプログラムをほとんど集中力を切らすことなく聴くことができた。特にピアノソナタロ短調を短く感じたのは初めて。演奏者は聴衆以上に高い集中力で鍵盤に向かっているのだから、凄い力量だ。リストがこんなに音楽的な作曲家だったのかと感じたのも初めて。
アンコールでは一転してリラックスしたムードの演奏で、これもよかった。「最晩年に書かれたノクターン」というコールで始まった曲は、とても美しい曲でぜひ楽譜が欲しくなった。
次のリサイタルも聴きに行かなくては。