10月7日(金)

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 早くも10月7日。版下完成予定まであと3日。
 今朝は早起き(と言っても午前6時)だったので、かなりくたびれてきたので作業終了。今朝はモリアキ翁が突然部屋の灯りをつけたので、飛び起きてしまった。何か動作を間違えたようだけれど、このくらいのことでビビっていては高齢者とは暮らせない。高齢者は徹底してマイペースなのだ。それに合わせるのは周囲の仕事。
 93歳まで。あと2ヶ月を切った。ここまで来ると長生きも一種の才能ではないかと思う。アマゾンの上客で読書量は減らないし、食欲も旺盛。油断はできないが93歳王手。
 減塩食と薄味料理は異なるものだ。
 減塩料理を作るようになって知ったことだが、減塩料理で大切なのは充分な塩味。薄味に感じると塩や醤油をかけたくなってしまうので逆効果になる。その方法がいくつかあり、ひとつは表面調味。舌に触れる部分が塩味なら薄味に感じないという方法。だから、スープなどは舌に触れない部分も全て塩味なので、薄味に作っても塩分総量は多かったりする。もう一つの方法は、惣菜が3品あったとすれば、メインの一皿に強めの塩味をつけて、あとは無塩、または微塩で済ませる方法。ご飯には塩味がなくても大丈夫なのと同じ論理。おかずの塩味でおかずを食べる。
 モリアキ翁の主治医から、醤油は上からじゃぶじゃぶとかけるのでなければ、減塩に有効という話も伺った。小皿の醤油で味をつけながら食べる「口中調味」という方法。醤油の量を決めておけば、塩分の摂り過ぎは防げる。
 ポン酢しょうゆは醤油よりも塩味を強く感じるので減塩になる(同量なら、醤油の1/2の塩分)。
 厳密には計算できていないけれど、昼食には1食あたり0.9gから1.4gの塩分という、アマチュアには作れそうにない減塩食を出しているので、モリアキ翁の1日あたりの塩分量は6gから7gという量を実現しているのではないだろうか。
 そういえば葉物野菜が高いけれど、大根までが高くなった。1/2カットではなく1/3カットで売っている。鍋の季節には野菜が値下がりすることを祈るばかりだ。
 9月分の電気使用料は去年より51%も減った。もちろん節電の効果もあるが、なんといっても気温の違いが大きいだろう。この安く済んだ電気代が野菜の高騰で消えそうだ。
 冬の節電は頭が痛い問題だ。冬の厚着はすでに実行している。湿度を上げると寒さが体感温度が上がることが知られているが、それもすでに実行。今年は、さらに新しいアイディアを考えださなくては。
 WHOが「世界でほぼ4人に一人が、一生のうちにうつ病などの精神疾患にかかっている」という統計を発表したというニュースがあった。納得してしまうところが怖い。世界は困難に直面しているということだ。音楽家はこういう時こそ、人々に貢献できなければならないのではないだろうか。
 今日より明日のほうが良い、と思えれば我々は希望が持てる。
 ユングは「自分が大事だと思っていることが誰にも理解されない状態、または伝えられない状態」を孤独と定義した(ちょっとウロ覚えなところもあるので、違っていたらご教示ください)。こんな孤独が解消されれば、世界は必ずや良い方向へ向かうはずだ。
 国会中継は、この真逆の状況を全国へ放送している。国会議員の皆さん、ぜひほかの方の話をきちんと聞いて理解しようとする姿を見せて下さい。それだけで国民は希望を持てるかもしれないから。