11月18日(金)

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 昨日の昼食時、モリアキ翁に長生きの秘訣を尋ねたら、ちょっと考えてから次のように答えた。

「それは心配事がないことだな。戦争に行っていた時(注:モリアキ翁は沖縄戦の生き残り)には、いつ死ぬかと思っていたけどね、今は何の心配もないよ。毎日三度ご飯は出てくるし、孫に小遣いやるくらいの余裕もあるし。これが長生きの秘訣だな」

 なるほど、老後は心配がないように準備しなければならないのか。しかし、それは難しい世の中になっている。一年後には日本がどうなっているのかまるで分からないからだ。政治・経済・金融不安だけではない。
 気象庁は、向こう1ヶ月のM7超余震の発生確率は15パーセントであると発表した。たった1ヶ月の期間で15パーセントは、とても高い確率だ。
 18日午後7時半頃には徳之島で突風が吹いて住宅が倒壊、住人3人が亡くなった。竜巻かダウンバーストの可能性があるが、全く予期せぬ出来事だったに違いない。誠にお気の毒と思うけれど、明日は我が身。いつどこで誰の身に降りかかるか分からないのが天災だ。それは3.11の時に嫌というほど思い知らされたのではなかったか。

 いよいよ本番前日(厳密には、もう当日)となった。この1ヶ月、食欲がなく(本番前はいつもそうだから心配ない)少ない体重がますます減ってしまったので、スーツ合わせをしたら15年くらい前のものでないと合わないことが分かった。まあ、迷う必要がなくなったので良かったと考えればよいだろう。相変わらず体調は万全とは言えないものの、あと1日持てばOK。
 今までに数多くのコンサートを経験してきたけれど、今までで一番楽しみなステージとなった。昨日も書いたけれど、演奏家だけではなく、コンサートにかかわる全ての人が熱いなんて、かつてあっただろうか。今日になっても、チケットの問い合わせが続いている。なんと嬉しいことだろう。大丈夫。まだ当日券はあります、きっと(保証のかぎりではありません)。
 
 12月24日(土)に「くるる」で、鈴木砂知子さんが主宰する「鈴の音」の「 語りライブ “さすらいのアラスモン”」が開かれる。人気のストーリーなので何回も再演されている。「アラスモン」では、私の「ケフェウス」ほか数曲がハープで演奏されるので、明日のプログラムにチラシを挟みこむ予定。昨年春にオペラシティの近江楽堂で開かれたライブは、母の危篤と重なって行くことができなかった。そういえば「4手ソナタ」を聴いたのは、その直前だったか? その4手ソナタをピアノデュオ化した「2台のピアノのためのソナタ」が初演される来年春のコンサートも楽しみだ。来年のことを言うと鬼に笑われるから、明日に備えて寝る。



>「通販生活」が頑張っていると思う。

一日も早く原発国民投票を