12月22日(木)冬至

230674

 今週は面白いことがたくさんあったのに、この4日間、まともに記事を書いていないではないか。
 という今日も、そろそろ体力が尽きてきてしまった。
 昨日のカナコちゃんのレッスンは、彼女の言葉を全て録音しておきたかった。大学3年生で就活が始まっているのだが、彼女は「より困難を」、そして「より大きなプロジェクトを」求めている。レディネスがなければチャンスはやってこない。すでにそれらを実行しているということがカッコいい。
 今日は上海から絵里子さん。飛行機から降りた途端、空気のきれいさに感激したという。日本も、高度経済成長期には大気汚染が問題になっていた。中国も社会の成熟とともに徐々に問題は解決していくことだろう。
 絵里子さんもカナコちゃんと同じくらいフロー(Flow)な人であることを再確認する一日だった。今日のお題は3つの楽章からなるギターの組曲。詳細は省くけれども、ギターとハープは楽器に対する理解が足りないと、奏者から総スカンを食う。ところが絵里子さんの曲は、まるでギタリストが書いたかのようにフィットしている。こういうところが「勉強してなんとかする」という人がどうしても追いつけない感性のようなものなのだと思う。
 ピアノ曲の大半が「ピアノで弾ける」というものだったりするから、事はギターやハープにとどまらない。昨日も今日も煽られっぱなしだ。
 気力と体力は比例する。60歳までに主だった仕事は終わらせなければ。

>久しぶりに小出先生のインタビュー。「方法が分からないのに工程表」という川柳が動画の下にコメントされている。本当にそうだ。

20111221 たね蒔きジャーナル 京都大学原子炉実験所助教 小出裕章