3月25日(日)

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 少し前にNHK浦和FMで若い女性アナウンサーが「アイネ・クライネ・ナハムジトーク」と言っていた。音楽ファンにとっては当たり前の言葉でも、誰もが知っている言葉であるとは限らない(かなり有名な曲だとは思うけれど)。アナウンサーであればなおさら「◯◯トーク」というトーク番組風の名前のほうが馴染みがあるのだろう。アナウンサーが間違えてよいというわけではないが、知らないこともあるということはあり得るということだ。
 クラシックオタクの人と話をすると、私などよりもクラシック事情全般に詳しかったりするのと似ているだろう。
 クリエイターにとって重要なのは、どうすれば良いのかが分かるということだ。ヒントは、過去の天才たちがなにをしてきたかというところにある。ベートーヴェンの凄さは、モーツァルトが何を重要であると考えていたかを楽譜から読み取ったことだろう。
 今日は数学者のM先生のレッスン。時々しか来られないので、なかなか伝えきれない部分があるのだが、それは彼の高い能力でカバーしてもらうことに。人類が積み上げてきた音楽遺産が教科書だ。

 あっという間に4月が近づいてきた。どんどん作曲しないと1βの刊行は遅れるばかりだが、妥協点が上がったのか、力が落ちてきたのか、納得できるアイディアが足りない。